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11月23日のリレハンメル大会で開幕した2012/2013シーズンも最初のピリオドが終了。1カ月あまりに及ぶ長い遠征を終えたTeamJAPANの選手に、今季ここまでの戦いぶりや今後の目標を語ってもらいました。
エンゲルベルグ大会(スイス)一日目の今日、ファイナルラウンドで猛烈な追い上げを見せたアンドレアス・コフラーが優勝した。131mと136.5m(272.6ポイント)を飛んだコフラーは復活したポーランドのカミル・シュトッホ(132.5mと134m、272.5ポイント)に0.1ポイントという僅差で、またチームメイトであるグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア、134mと132m、268.1ポイント)を振り切った。
ラムサウ・ダハシュタインでのエキサイティングな戦いは、高梨沙羅(日本)が今シーズン2勝目を手にした。年内最後のW杯女子個人戦で、高梨はコリーヌ・マテル(フランス)とダニエラ・イラシュコ(オーストリア)を抑えての優勝。先週末ソチで表彰台に上った3人が、今週も表彰台で笑顔を見せた。
正直なところ国別ランキング1位の王冠が9回目もオーストリアチームに輝く可能性は非常に高い。グレゴア・シュリーレンツァウアー、トーマス・モルゲンシュテルン、アンディ・コフラー、マルティン・コッホといったスターたちは今シーズンも素晴らしい活躍を見せている。が、しかしW杯3週末を終えて、8年来初めてその黄金伝説に危機が迫っている。
アンドレアス・コフラーがソチでのW杯2戦目の優勝者となった。今日、オーストリアチームでトップ10に入ったのはコフラーだけ。それだけに彼の271.3ポイントと明らかな優勝はより印象深いものとなった。
土曜日はアメリカのサラ・ヘンドリックソンが優勝したが、日曜日に表彰台の頂点に立ったのは二人の選手だった。オーストリアのダニエラ・イラシュコと、フランスのコリン・マテルが、ロシアのソチ大会二戦目で優勝を分け合った。3位には日本の高梨沙羅。高梨は、次回冬季オリンピック開催のこの地で、二日連続好成績を残した。
マッティ・ニッカネンはその記録が破られることをそろそろ心配する必要があるだろう。このフィンランドの往年のジャンプ選手はW杯を通算46勝した。2014年ソチオリンピックのプレ大会初戦でグレゴア・シュリーレンツァウアーは42回目のW杯優勝をした。このチロル人にとってこのロシアのジャンプ台でも戦えることを証明でき、オリンピックへの道のりが輝くものになったことには違いない。オリンピック個人戦での金メダルは彼はまだ獲得していない。
リレハンメルで開幕した女子個人戦の今週の舞台は、ソチの新設ジャンプ台。次回の冬季オリンピック開催地で今週末2戦行われるうちの1戦目を制したのは、昨年ワールドカップ総合優勝をとげたアメリカのサラ・ヘンドリクソン。日本の高梨沙羅は2位、ノルウェーのアネッテ・サーゲンが3位だった。順番こそ違うが、表彰台に上ったのはリラハンメル大会と同じ顔ぶれとなった。
2012/13シーズンの開幕戦の予定だったエルツルム(トルコ)大会がキャンセルになったあと、今週末ようやくカザフスタンでコンチネンタル杯がシュテファン・クラフトの優勝でスタートした。
ゴルキスキージャンプセンターにて初めて行われたトレーニングを終え、2014年オリンピック開催地としての第一印象は非常によく、選手たちも当地のコンディションに満足しているようだ。
ルーカス・フラヴァは予選優勝の常連である。このチェコ選手は昨シーズン何度も素晴らしいジャンプで予選でみせ、今季リラハンメル大会で予選を勝ち、さらにオリンピックプレ大会であるここソチでも優勝。108m野代ジャンプで130.2ポイント。予選での最長飛距離を出して、フラヴァはヒルレコード保持者となった。
新設されたソチのジャンプ台で今週末男女ともにオリンピックのプレ大会が行われる。使用されるのは小さな台、ノーマルヒルだけである。しかしここまでの有力選手がソチでもトップ争いを繰り広げることは間違いない。
ドイツのセヴェリン・フロインドはここフィンランドのクウサモ大会でイエロービブを奪還した。ファーストラウンド1位のスロベニア人ヤカ・フヴァラが97mと大失敗のジャンプに終わり、フロインドはこの劇的な試合で優勝を飾った。
今日のクウサモ大会ではチームだけではなくジャンプファンにとってもどこの国が今シーズン国別で優勝候補か、またネーションズカップだけではなくヴァルディフィエメの世界選手権大会のメダルの行方を占う最初のチャンスになった。
W杯クウサモ大会(フィンランド)の団体戦はドイツチームの優勝。2位にオーストリア、3位スロベニアと続く。日本チームは清水、渡瀬、葛西、竹内の4名でこの団体戦に臨み、結果は5位。
10年来W杯開幕戦の開催地であったクウサモであるが、今回は開幕後2週目の大会となった。雪にすっぱりと覆われて、通常通り非常に寒いが今回は公平な条件。選手はこの予選でその能力を存分に発揮できた。
先週末リラハンメル予選でヤンネ・ハッポネンが怪我をしたが、さらに負傷者が続いた。イタリアの女子ジャンパーリサ・デメッツがリラハンメルでのトレーニングで転倒、シーズンの終了を告げる膝への大怪我を負った。
セヴェリン・フロインドのノーマルでの優勝のあと、ラージヒルでチーム的にトップ10入りが果たせなかったドイツチームであるがヘッドコーチのウェルナー・シュスターはリラハンメルでの開幕戦に満足していると語った。
リラハンメル大会2日目(土)に引き続き、3日目の男子個人ラージヒルも天候に恵まれた中で競技が行われた。表彰台にはオーストリア選手2名とノルウェーが1名。昨日優勝したドイツのセヴェリン・フロインドは1本目に失敗し、その時点で2日連続上位成績の可能性を逃した。
11月30日、12月1日にノルウェーのノトデンで予定されていたコンチネンタル杯女子とFIS Cup 男子は今週、気温が上がったことによりジャンップ台の整備が困難になりキャンセルになった。