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コフラー、シュトッホに僅差で優勝

作成: 15.12.2012 16:45 / cy

エンゲルベルグ大会(スイス)一日目の今日、ファイナルラウンドで猛烈な追い上げを見せたアンドレアス・コフラーが優勝した。131mと136.5m(272.6ポイント)を飛んだコフラーは復活したポーランドのカミル・シュトッホ(132.5mと134m、272.5ポイント)に0.1ポイントという僅差で、またチームメイトであるグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア、134mと132m、268.1ポイント)を振り切った。

実際ファーストラウンドの上位リザルトはポイントが僅差で、1本目終了時点で9位だったコフラーはその接戦をうまく生かした。「2本目のジャンプでは踏み切りのタイミングが最適でエンゲルベルグでの最高のジャンプだった。」と目を輝かした。「ここのジャンプ台は好きな台で、昨年もここで勝っている。日曜日にどこまでいけるかが楽しみ。」とコフラーは話した。チームメイトのグレゴア・シュリーレンツァウアーは3位、ヴォルフガング・ロイツルが6位とまたもオーストリアチームは強さを見せた。

 

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Gregor Schlierenzauer

 

ルーカス・クルチェック率いるポーランドチームも一息

 

不振が続いていたポーランドチームはというとカミル・シュトッホ2位、ダヴィッド・クバッキ9位、マルチェイ・コット17、クリストフ・ミトゥスが23位でようやく3週間続いた泥沼から脱出した。カミル・シュトッホも今日の登場の仕方で再びトップ争いの候補者に復古した。「今日の結果は本当に嬉しいし、レベルの高い、良い試合だった。ここ数日間ステップバックして一から練習してきたけれど、今日こんなにうまくいくと思わなかった。」

 

ドイツチームは表彰台はなかったものの、チーム的な強さは健在。ウェルナー・シュスター率いるこのチームの居のベストリザルトはまたもW杯リーダーのセヴェリン・フロインド。4位というリザルトでリーダービブを防衛し、明日の試合に備える。ミヒャエル・ノイマイアー、アンドレアス・ウェリンガーがそれぞれ11位と12位、リヒャルド・フライタクは1本目の失敗で19位に留まり、カール・ガイガーは29位という結果だった。

 

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スロベニアの若手、ヤカ・フヴァラも徐々に調子を上げている。1本目終了後表彰台を狙える位置にいたフヴァラであるが、最終リザルトでは5位。彼の上昇度をみると日曜日には表彰台も可能であろう。いずれにしても競技のレベルは高く、結果は非常に接戦となっている。小さなミスが順位を大きく下げる結果になる。ユーリ・テペシュが8位、ペーター・プレヴィッチが14位とチームの強さを見せた。

 

ノルウェーチームのベストはアンダース・バルダルで7位。ジャンプ週間前のここにきてノルウェーチームは期待はずれな結果となった。アレックス・シュトックルはジャンプ週間で優勝争いに入るためには少し調整する必要性があるとし、来週数日トレーニングを予定している。

 

ツォグラフスキトップ10入り

 

ブルガリア唯一の選手、ヴラディミル・ツォグラフスは今季初めてのトップ10入りを果たした。

 

期待はずれだったのは日本選手たちである。葛西紀明25位、竹内択26位と今季の日本チームにしては振るわなかった。日曜日に改めて攻撃を仕掛けてくるだろう。同様に今日ファイナルに進出出来なかった地元のシモン・アマンも「今日はおかしかった、しっかり分析してどこがおかしかったのか把握する必要がある。実のところ感覚はとてもいい。明日頑張るつもりだ。」とアマンは話した。

 

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