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男子オスロ第1戦 デシュヴァンデンがW杯初優勝、中村3位

作成: 14.03.2026 19:19 / hn

3月14日(土)、スキージャンプワールドカップ・オスロ大会(ノルウェー)で、男子個人第1戦が行われ、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンが驚きの勝利を飾った。

オスロのホルメンコーレンラージヒルにて35歳のデシュヴァンデンが、オーストリアのマキシミリアン・オルトナーを2位に、日本の中村直幹を3位に抑えて、ワールドカップ初優勝を達成した。

風のホルメンコーレン:デシュヴァンデンが歴史的勝利

オスロのホルメンコーレンの試合には風がつきものだ。しかし今日(3月14日)のワールドカップ(W杯)ラージヒル男子個人戦は選手達にとって、いつもにも増して大変な試練となった。

突風が吹き、霧も出て、コロコロ変わる助走条件に選手達の忍耐が試された。

 

最終的にスイスのグレゴア・デシュヴァンデン(35歳)が首位となりW杯初優勝を祝った。

2位はオーストリアのマキシミリアン・オルトナー、3位は日本の中村直幹だった。

 

デシュヴァンデンが勝利に喜ぶかたわらで、数々のトップ選手が敗北を味わうことになった。

特に、オリンピック金メダリストとなったばかりのフィリップ・ライムンドは、2本目にも進めず手痛い結果となった。


難しい天候条件

今日は試合が始まる前から雲行きが怪しかった。オスロ上空では暗雲が行き来し、風もコロコロ変わり、審判団は何度もゲートの調整を強いられた。

 

多くのジャンパーが安定した飛型を保つのに苦戦した。高さを出せずに苦労する選手もいれば、飛距離を伸ばせずに終わる選手もいた。

 その結果、少しのミスでさえ大きく響く、厳しい試合となった。

 

今日はスイスのグレゴア・デシュヴァンデンが、この難しい条件に一番うまく合わせることができた選手だった。

ベテラン選手のデシュヴァンデンは、風が少し収まったタイミングを上手く活かして2本の安定したジャンプを揃えた。

 

遅咲きだった分、特別なW杯初優勝となり、デシュヴァンデンにとっては感動的な瞬間となった。

デシュヴァンデンは、「ホルメンコーレンでこのように勝利を決めることができたのは、自分にとってものすごく特別な意味のあること。こういうコンディションの時は、とにかく落ち着いて良い瞬間を待つのが大事」と試合後のインタビューに答えた。

 


オルトナー2位、中村直幹3位

オーストリアの若手マキシミリアン・オルトナーは、2本目で素晴らしいジャンプを決めて2位に浮上した。

オルトナーは「ホルメンコーレンのジャンプ台は他とは違って難しい。今日は特にサッツのタイミングを完璧に合わせられるかが鍵だった」と説明した。

 

中村直幹は、2本の安定したジャンプで表彰台入りを飾った。

中村は、「ここの雰囲気は唯一無二。オスロで表彰台入りを果たせたのは特別なこと」と喜びを伝えた。

 

トップジャンパー 想定外の失意の結果

ノーマークだった数人の選手が好条件を活かすことができた一方で、数々のトップジャンパーが苦戦を強いられた。

ドイツのフィリップ・ライムンドは1本目で上手くいかず36位となり、上位30名によるファイナルラウンドに進めなかった。

ライムンドは、「オスロは難しいジャンプ台。今日は全くうまくできなかった」と自省的に試合を振り返った。

 

今シーズン圧倒的強さを見せているW杯総合首位のドーメン・プレウツ(スロベニア)も、今日は1本目で42位となり、驚きの早期敗退となった。

 


伝説的ジャンプ台

ホルメンコーレンは、ウィンタースポーツ界で最も歴史ある競技会場の一つで、1世紀以上にわたり国際大会が開催されており、W杯もほぼ毎年開催されている。

 

ヒルサイズ134mのホルメンコーレン・ラージヒルは、技術的に難易度の高いジャンプ台とされている。

サッツには正確さが求められる上、オスロフィヨルド上空の変わりやすい風のせいで、しばしば予測不可能な飛行条件となる。

特にその難易度のため、ホルメンコーレン戦での勝利は特別な価値あるものとされる。


シーズン終盤

オスロ大会は、ワールドカップシーズンの決定的な局面となる。

今大会の後には、ヴィケルスン(ノルウェー)とプラニツァ(スロベニ)で行われるシーズンを締めくくるスキーフライング2大会を残すばかりだ。

 


Max Ortner

 

 

FIS スキージャンプW杯オスロ男子第1戦:リザルト(2026年3月14日)

順位 ビブ 名前 飛距離 1 飛距離 2 合計
1. 32 Deschwanden, Gregor 132.5 130.5 263.1
2. 33 Ortner, Maximilian 132.0 126.5 261.7
3. 37 中村直幹 128.5 129.0 251.7
4. 48 Tschofenig, Daniel 125.0 130.5 251.3
5. 46 Nikaido, Ren 129.5 125.0 250.6
6. 30 Kytosaho, Niko 131.0 125.5 249.6
7. 40 Forfang, Johann Andre 128.5 124.5 248.7
8. 29 Aalto, Antti 129.0 126.5 248.0
9. 41 Fettner, Manuel 127.5 124.0 244.0
10. 44 Embacher, Stephan 125.0 127.0 242.3
11. 34 Schuster, Jonas 124.5 123.5 240.4
12. 18 Bickner, Kevin 123.5 129.5 237.2
13. 49 小林陵侑 126.5 120.0 234.5
14. 45 Lanisek, Anze 120.5 127.5 232.5
15. 10 Trunz, Felix 123.0 123.5 231.1
16. 14 Mizernykh, Ilya 126.5 120.5 229.9
17. 27 Wellinger, Andreas 125.5 120.5 226.9
18. 26 内藤智文 128.5 116.5 225.9
19. 23 Geiger, Karl 124.0 122.0 224.1
20. 20 Langmo, Isak Andreas 124.0 120.5 224.0
21. 24 佐藤幸椰 122.5 121.0 223.8
22. 36 Tomasiak, Kacper 124.5 119.0 223.3
23. 42 Kraft, Stefan 119.5 121.5 220.8
24. 38 Sundal, Kristoffer Eriksen 123.5 118.5 218.5
25. 16 Kot, Maciej 124.5 117.5 218.1
26. 15 Ammann, Simon 123.5 119.5 217.7
27. 12 Frantz, Tate 122.5 114.0 213.6
28. 4 Mogel, Zak 124.5 119.0 213.5
29. 28 Paschke, Pius 123.0 116.5 212.2
30. 7 Kesseli, Juri 123.5 109.5 206.0
31. 1 Stroem, Joergen Oliver 119.5   111.6
32. 8 Palosaari, Vilho 121.5   110.3
32. 5 Zniszczol, Aleksander 122.5   110.3
34. 19 Oestvold, Benjamin 121.0   109.2
35. 35 Foubert, Valentin 119.5   108.9
36. 47 Raimund, Philipp 119.0   108.7
37. 11 Nousiainen, Eetu 119.5   108.6
38. 21 Aigro, Artti 120.0   108.0
39. 17 Oblak, Rok 119.0   107.7
40. 3 Bayer, Ben 120.0   106.2
41. 39 Zografski, Vladimir 118.0   106.1
42. 50 Prevc, Domen 117.5   105.2
43. 22 Hauswirth, Sandro 120.5   104.2
44. 43 Hoffmann, Felix 118.0   103.0
45. 9 Pedersen, Robin 117.0   102.8
46. 25 Zyla, Piotr 117.5   100.8
47. 2 Haagen, Lukas 116.5   99.5
48. 6 Cecon, Francesco 117.0   98.9
49. 31 Granerud, Halvor Egner 112.0   86.8
50. 13 Bresadola, Giovanni 100.0   62.1
Naoki Nakamura

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

Gregor Deschwanden

 

ギャラリー

OSLO FREITAG QUALI MÄNNER
14.03.2026 13:56

統計

最長不倒
132.5m
Deschwanden, Gregor (SUI)
最短ジャンプ
100.0m
Bresadola, Giovanni (ITA)
平均飛距離
121.5m
K点越えジャンプ
70.0%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Deschwanden, Gregor
01.10.23
Hinzenbach
Schweiz
01.10.23
Deschwanden, Gregor (SUI) Hinzenbach