| 01 | Raimund, P. | ![]() |
129.3 | |
| 02 | Tschofenig, D. | ![]() |
128.6 | |
| 03 | Zografski, V. | ![]() |
127.2 | |
| 04 | Deschwanden, G. | ![]() |
126.7 | |
| 05 | Aalto, A. | ![]() |
126.0 | |
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3月6日(金)、スキージャンプワールドカップ・ラハティ大会(フィンランド)で男子第1戦が開催され、スキージャンプの予測不可能な一面を改めて示す劇的展開となった。
名高いラハティのラージヒルを舞台に、ドイツのフィリップ・ライムンドが予想外のワールドカップ初優勝を飾った。しかし、それは首位のプレウツの失格で順位が繰り上がって決まったものだった。
当初は、圧倒的強さを見せているスロベニアのドーメン・プレウツが更なる勝利を重ねたかのように見えた。
約2万人の観客を前に、変わりやすい風の吹く中で、ワールドカップ(W杯)総合首位のプレウツが129mのジャンプを決めて首位につけた。しかし試合後に審判団から、プレウツが失格になったとの驚きの事実が伝えられた。
そのためドイツのフィリップ・ライムンドが1位に繰り上がり、W杯で初めて表彰台の一番上に立つことになった。
今日の試合は、以前悪天候で中止となったルカ戦の振替試合で、1ラウンドのみで勝敗が決まる形で開催された。少しのミスがすぐ響くため、選手達にとっては更に難しい条件だった。
その中で、24歳のフィリップ・ライムンドはチャンスを掴んだ。バイエルン出身のライムンドは、ほとんど完璧なサッツを決めて127.5mまで飛距離を伸ばした。
テレマークも綺麗に決まり、高い飛型点で上位につけた。
ライムンドは、「今日は全てをかけて攻めていかなくてはダメだと分かっていた。ものすごく良い感触のジャンプができた。今朝の時点では、今日ここでW杯初勝利となるとは思ってもいなかった」と感激した様子で話した。
オーストリアのダニエル・チョフェーニックも強いジャンプを見せ、ライムンドにわずか0.7点差で2位となった。
チョフェーニックは「風が難しくて、飛行中はスキーを信じて体勢を安定させていなくてはだった。表彰台入りできてとても満足している」と話した。
今日最も驚きの活躍を見せたのはブルガリアのヴラディミル・ゾグラフスキだった。ここ数週間好調さを見せていたゾグラフスキは今日もその強さを裏付けて、W杯初表彰台入りを果たした。
ゾグラフスキは、「自分にとってもブルガリアのスキージジャンプ界にとっても信じられないような一日になった。ラハティはいつも僕にとって特別なジャンプ台だった。今日はとにかく全てがうまくいった」と満面の笑顔でインタビューに答えた。
今日は数々の有名選手が意外にも遅れをとった。
日本の小林陵侑は6位にとどまり、ドイツのベテラン カール・ガイガーとアンドレアス・ヴェリンガーも難しい条件に当たり、期待されるような成績にはならなかった。
当初ドーメン・プレウツは優勝者として祝福され、試合は決まったかのように思われた。
しかしその数分後に、プレウツの装備を検査した審判が最終的に失格を宣言して、会場は騒然となった。
それを持ってライムンドの夢が現実となった。
ライムンドは「もちろんドーメン(プレウツ)が気の毒。でもそういうこともスキージャンプにはつきもの。僕にとっては今日はとにかく信じられないような瞬間だった」と話した。
チョフェーニックもこの異常事態に理解を示して、「こういう結果は厳しいものだけど、ルールは全員に平等に適用されるものだから」と語った。
選手達にとっては息をつく暇もない。早くも3月7日(土)には次のラージヒル個人戦が控えている。
そして8日(日)にはスーパーチーム戦も予定されている。
しかし今日はフィリップ・ライムンドの日となった。フィンランドのウィンタースポーツの聖地で勝利を決め、これでもしかしたら選手人生が変わるかもしれない。
そして、スキージャンプでは審判団の最終決定まで何が起こるか分からないことが改めて示された日となった。
FIS W杯ラハティ男子個人第1戦:リザルト(2026年3月6日)
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。
Daniel Tschofenig
Tschofenig, Daniel (AUT)
Zografski, Vladimir (BUL)
Bedir, Muhammed Ali (TUR)
Österreich
Hinzenbach
Raimund, Philipp
(GER)
Hinzenbach