ワールドカップ・ラハティ大会(フィンランド)でスキージャンプ男子の3試合目となるスーパーチーム戦が3月8日(日)に開催され、オーストリアが優勝した。
2位のスロベニアに続き、フィンランドチームが驚きの3位入賞を果たした。
ラハティ・スーパーチーム戦で、オーストリアはダニエル・チョフェーニックとヤン・ホアルの二人で臨み、納得の勝利を祝った。
オーストリアは合計858.6ポイントをマークして、2位のスロベニア(ドーメン・プレウツとアンツェ・ラニセク)と、3位のフィンランド(ニコ・キュトサホとアンティ・アールト)に差をつけた。
試合の流れを変えたオーストリア勢
当初試合は互角な展開に見えたが、ラウンドを重ねるごとにチョフェーニックとホアルが着実にポイントを上げていった。
特に最後の3ラウンド目で二人とも強いジャンプを収めて点差を広げた。
最終的にオーストリアチームは2位のスロベニアチームに21.8ポイントもの差をつけた。
2位のスロベニアに続き、フィンランドチームが自国の観客を前に3位入賞を果たした。
ドイツはフィリップ・ライムンドとフェリックス・ホフマンの2名で臨み、わずか1.2点の僅差で4位となり表彰台入りを逃した。
チョフェーニック「今日は本当に強かった」
勝利を決めた後のインタビューでチョフェーニックは、「今日の試合は僕らにとって大きなチャンスだということは分かっていた。良い感触のジャンプだったし、ファイナルラウンドでは僕らは更に良いジャンプを揃えることができた」と大満足そうに話した。
チームメイトのヤン・ホアルも「僕らはお互いに高め合うことができた。スーパーチーム戦では安定性がものすごく大事で、それが今日はうまくいった」と喜んだ。
開催国 フィンランドの健闘
ラハティの会場では、フィンランドのファンも大いに盛り上がった。アンティ・アールト率いるフィンランドチームは、最終ラウンドで他のチームがミスしたことにより3位に浮上した。
アールトは、「ここで自国の観客を前に表彰台に上がれるというのは、とても特別なこと。ラハティの盛り上がりはいつも格別」と話した。
もう何十年もスキージャンプが重要な役割を果たす伝統あるラハティを舞台に、この成功を遂げられたのはフィンランドにとって大きな意味のあることだ。
フィンランドのスキージャンパーが表彰台に上がったのは、2014年1月4日のインスブルック戦で アンシ・コイヴラントが達成して以来、今日が初めてだった。
僅差で表彰台を逃したドイツ
ドイツチームにとっては手痛い試合結果となった。フィリップ・ライムンドとフェリックス・ホフマンはずっと表彰台圏内で闘っていたが、最終ラウンドでは上位についていけなかった。合計804.1ポイントを獲得したが3位には1.2ポイント足りなかった。飛距離に換算すると約60cm足りなかったことになる。
ライムンドは、「今日はここ数日のレベルのジャンプができなかった。何メートルか伸び切らなかった」と自分に厳しく分析していた。
ホフマンはそれでも前向きに「僕らはまただいぶ上位に迫ることができていた。僕ら二人が本当に良いジャンプを決めることができたら表彰台に上がれるはず」と語った。
日本チームの失格
優勝候補に数えられるチームが失格となり、その場は騒然とした。
二階堂蓮のスキー板が体重に対して長すぎるとされ失格となり、日本チームは早々に敗退となってしまった。
これにより上位争いに隙ができ、特にフィンランドとスイスに表彰台入りのチャンスが開けた。
次はノルウェー大会
ラハティ大会を終え、ジャンパー達は次のノルウェーでのワールドカップに照準をを合わせることになる。
オスロ、ヴィケルスン、そしてスロベニアのプラニツァでW杯が開催される今後の数週間が、多くのジャンパーにとって今季の決定的な期間となる。
FIS スキージャンプW杯ラハティ 男子スーパーチーム戦:リザルト(2026年3月8日)
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。