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竹内選手インタビュー

作成: 19.12.2012 11:24 / cy

11月23日のリレハンメル大会で開幕した2012/2013シーズンも最初のピリオドが終了。
1カ月あまりに及ぶ長い遠征を終えたTeamJAPANの選手に、今季ここまでの戦いぶりや今後の目標を語ってもらいました。

トップバッターとして登場は、昨シーズン大きく成長した竹内択(北野建設)選手。ジャンプ週間インスブルック大会で自身初の表彰台に上がると、個人総合13位という好成績でシーズンを終えました。
サマーGPでは初となる優勝も経験し、今季は伊東大貴選手を欠くチームの柱を期待されてのシーズンインとなりました。


Berkutschi: 開幕からここまで、ワールドカップでの戦いを振り返ってみていかがですか?

Takeuchi: 全ての試合でポイントを取れて、シングル順位にも2度入れました。狙っていた目標よりは低いけれど最低限はこなせていると思います。

Berkutschi: 狙っていた目標というのは表彰台?

Takeuchi: そうですね。あとは、まだ自分の力が出せていないので、そのへんも悔やまれるポイントのひとつですね。

Berkutschi: 今季はまだ納得のいくジャンプができていないようですね。

Takeuchi: 成績を出そうという気持ちが心にあるので、それがジャンプに出てしまうのだと思います。そこまで悪くはないけれど、アプローチがなかなか決まらない。そうしたことが修正されないといいジャンプをするのは難しいです。

Berkutschi: ワールドカップ個人総合順位がデビューシーズン(2006/2007)の65位から、28位、42位、49位、47位ときて昨季は13位。一気に上がりました。

Takeuchi: そうした数字に出ると1番分かりやすいですね。自分でも、そんなに違うんだ・・・と思いますけど、以前のジャンプとそれほど変わりはありません。確かに練習でのジャンプはよくなっていて、それが試合でも出せるようになってきたことが成績につながっているのだと思います。
あとは、まわりを意識しなくなったことがあります。まわりへの意識を直さなければワールドカップでは成績を出せないと感じていました。でも、それは試合で急に直せるものではないので、普段の生活の中から心がけるようにしていて、それが去年くらいからできるようになりましたね。

Berkutschi: 間もなくジャンプ週間が始まります。昨季はインスブルック大会で初の表彰台もありました。

Takeuchi: 去年に関しては目標とかを持たず、2回目に進めればいいくらいの気持ちで参戦していて、初めての表彰台に上がることができた。でも、今季は目標がかなり高いところにあります。今のワールドカップの成績では満足できないし、ジャンプ週間でも去年よりはいい成績を残したいですね。

Berkutschi: ジャンプ週間といえば、1本目のノックアウト方式です。

Takeuchi: ノックアウト方式であっても、結局自分のやることは同じですね。でも、強い人と当たるとラッキールーザーになってしまうので、それはイヤですね。あとは日本チーム(笑)。当たってしまうと出場枠が減ってしまう気がしてイヤですね。

Berkutschi: 予選を好成績で通過しても、予選回避の上位選手と当たってしまうこともあります。

Takeuchi: それ、やらないでほしいですよね。調子がいいのは分かるけど、予選はちゃんと飛んでくれと(笑)。

Berkutschi: まだシーズンは始まったばかりですが、今季はどのような目標を持っていますか?

Takeuchi: 総合成績は10位以内。表彰台には5回くらい上がりたいです。そして優勝を経験したいですね。
あとは、世界選手権でメダルと獲りたいですね。男子団体戦も全員の調子が良ければ表彰台に上がれると思う。そこでメダルが何色になるかってところですよね。


今季はワールドカップでの初優勝を経験したいと力強く語ってくれた竹内選手。念願の初優勝を果たした暁には特技の中からパフォーマンスの披露もあるかもしれないとのことなので、非常に楽しみです。

 

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