01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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リレハンメルで開幕した女子個人戦の今週の舞台は、ソチの新設ジャンプ台。次回の冬季オリンピック開催地で今週末2戦行われるうちの1戦目を制したのは、昨年ワールドカップ総合優勝をとげたアメリカのサラ・ヘンドリクソン。日本の高梨沙羅は2位、ノルウェーのアネッテ・サーゲンが3位だった。順番こそ違うが、表彰台に上ったのはリラハンメル大会と同じ顔ぶれとなった。
それまで降っていた雨が競技開始の頃になるとおさまり、選手も観客も良い状況で競技を楽しむことができた。リラハンメル大会では2位に終わったサラ・ヘンドリクソンが、103.5m、103m(264.2ポイント)で、今シーズン初勝利を飾った。今年の春に膝の手術を受け、ジャンプ台に復帰できたのは9月と出遅れたが、若干18歳のヘンドリクソンは開幕から目を見張る好調さを見せている。「ここでのジャンプを楽しめた。2014年の冬季オリンピック開催地での優勝を祝えるなんて、最高の気分。今シーズンもまた(高梨とともに)二人のサラの争いになるかもしれないが、いいジャンパーが沢山いるので、毎回自分のベストを尽くしていく。」と語った。
2位は日本の高梨沙羅。1本目106mの最長飛距離でヒルレコードをたたき出した。2本目も104mを飛んだものの飛型点が伸びず、結局258.0ポイントでライバルのヘンドリクソンには及ばなかった。16歳の高梨は「今日の2位には満足している。着地がうまくいかず、テレマーク姿勢がとれなかった。これは去年も課題だった。でもこのソチのジャンプ台は好き。」とコメントした。
ノルウェー勢はロストバゲージの災難を乗り越えて
3位は、101.5mと98m (245.1ポイント)でノルウェーのアネッテ・サーゲン。ノルウェーチームは用具トラブルにみまわれたが、サーゲンは3位の結果に満足していた。「スキー板が到着したのが遅れたが、競技には間に合った。スキージャンプファミリーは本当にすばらしい。私たちにみんながブーツやスキー板を貸してくれた。助けてくれて本当に感謝している。」とサーゲン。
ノルウェーチームは、荷物とスキー板がソチにくる途中ロストバゲージとなり、前日7日のトレーニングラウンドには参加できなかった。しかし競技開始までには荷物と板は無事到着。サーゲンのチームメイト、マレン・ルンドビーとリネ・ヤールも、それぞれ11位と14位に入り、チームとしては好成績だった。サーゲン談「ソチのジャンプ台は、2011年世界選手権が行われたオスロのミッツトゥンに似ていて、ミッツトゥンはとても好きなジャンプ台。このソチでのジャンプはとても楽しい。」
トップ10
この夏好調を見せ、リラハンメルでの開幕戦でも上位だった選手が、この日も上位10位に食い込んだ。今日の上位10人の内訳は、合計8カ国。オーストリアのダニエラ・イラシュコは惜しくも表彰台を逃したが、今年の夏絶好調だったため、優勝候補の一人としてシーズンを迎えている。コリン・マテルが、イラシュコと同ポイントで4位タイ。5位以下は、イタリアのエヴェリン・インサム、ジャクリン・サイフリーズベルガー(AUT)、カリナ・フォクト(GER)、カティヤ・ポズン(SLO)、スヴェ二ヤ・ヴルス(GER)が続いた。
地元ロシア勢は期待通りの活躍ができず、出場3選手の中で2本目に進めたのはイリナ・アヴァクモヴァだけで21位に終わった。また、この夏クーシュヴェルのサマーグランプリで優勝したカナダのアレクサンドラ・プレトリウスは2本目に進めず。チームメイトのテイラー・ヘンリッチはトライアルラウンドでは注目を集めたものの、12位に終わった。
日本勢
山田優梨菜は18位、伊藤有希は26位、渡瀬あゆみは28位。平山友梨香と葛西賀子は2本目には進めなかった。
高梨とヘンドリクソンが総合1位タイ
リラハンメルと今日のソチ、シーズン2戦を終えた段階で、ワールドカップ総合で高梨沙羅とサラ・ヘンドリクソンが1位タイ。シーズンは開幕したばかりだが、昨シーズン同様にこの二人の戦いが今後も続きそうだ。