01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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今日のクウサモ大会ではチームだけではなくジャンプファンにとってもどこの国が今シーズン国別で優勝候補か、またネーションズカップだけではなくヴァルディフィエメの世界選手権大会のメダルの行方を占う最初のチャンスになった。
今回は全員が安定したジャンプを見せたドイツチームの独壇場となり、1104.1ポイントで優勝し、数ヶ月後の世界選手権大会への期待を膨らませた。ほぼ全てのジャンプが130mラインを超え、アンドレアス・ウェリンガー、ミヒャエル・ノイマイアー、リヒャルド・フライタク、セヴェリン・フロインドの4選手は夏の好調さをこのシーズン始めにもアピールした。
特にウェリンガーの活躍は称賛に値する。この17歳の選手は137mと143mのジャンプを見せて優勝に導き、チームに新しい風を呼び起こした。「とても良いジャンプが出来た。本当に素晴らしい大会だったし、優勝出来たことを本当に嬉しく思う。」と試合の後に話した。
オーストリア(ヴォルフガング・ロイツル、マニュエル・フェットナー、グレゴア・シュリーレンツァウアー、トーマス・モルゲンシュテルン)はドイツに5.3ポイント差で最終的に2位。彼らにとってこの結果は少しがっかりするものであったが、違う見方をすれば成功を収めたとも言えよう。優勝の最有力候補の選手を揃え、常に団体戦の優勝候補であるチームとしては2位というのは満足出来ない結果かもしれない。しかしファーストラウンド終了時点でスロベニア、ドイツ、ノルウェーに続いて4位だっただけに、この2位はいい結果である。マニュエル・フェットナーは「私の1本目のジャンプが悪くて残念だ、優勝も簡単だったはずなのに。みんな勝ちたいと思っているし、私もそうだ。でもベストのジャンプが出来なければ、勝つことは簡単ではなくなる。」と今日のチーム戦を振り返った。
フヴァラ絶好調
スロベニアも1064.4ポイントで表彰台を勝ち取ったが、ファーストラウンドの後には優勝の可能性も見えていた。ユーリ・テペシュ、ペーター・プレヴィッチの2人は非常に安定していて、2本とも満足するジャンプを見せた。ヤカ・フヴァラは今日もまた絶好調で138mと137.5mの大ジャンプをし、3位入賞の立役者だったことは疑いない。唯一、ロベルト・クラニエッツだけが104.5mと順位を下げてしまった。ヤカ・フヴァラは「自分のジャンプに満足している。ファーストラウンドで1位だったのに、最終的に3位となったがみんな喜んでいる。私たちにとっては素晴らしいリザルト。」とコメントした。
アンダース・ファネメル、トム・ヒルデ、アンダース・ヤコブセン、アンダース・バルダルで出場したノルウェーチームは何本かで飛距離をのばし最後の2人までは3位と表彰台のチャンスがあった。最終的にスロベニアに15.6ポイント差で4位。日本チームは5位。清水礼留飛、渡瀬雄太、葛西紀明、竹内択の4選手でこの試合に臨み1015.4ポイントで、トップ争いに加わることが出来なかった。
ロシアチーム(デニス・コルニロフ、アレクセイ・ロマショフ、アントン・カリニチェンコ、ディミトリー・ヴァジリエフ)は6位。ヴァジリエフは143mの大ジャンプをした直後、バランスを崩し転倒。幸いすぐに立ち上がり、歩くことが出来た。オリ・ムオトゥカ、ミカ・クルマラ、ヴィレ・ラリント、ラウリ・アシカイネンの地元フィンランドは7位、チェコ(ヤコブ・ヤンダ、ローマン・コウデルカ、ヤーン・マトゥラ、ルーカス・フラヴァ)は8位に終わった。
11チームのうち3チームはファイナルに進出できないが、スイス(グレゴア・デシュヴァンデン、パスカル・ゾンマー、マルコ・グレゴリ、シモン・アマン)は440.7ポイントで9位。そしてフランスは120m以下のジャンプで(エマニュエル・シェダール、ロナン・ラミー・シャプリー、ニコラ・マイヤー、ヴィンセント・デコンブ・セヴォア)359.4ポイントで10位と決勝に進出ならず。
最悪の結果を出したのはポーランドチームで今日このラージヒルの団体戦で最下位となった。ダヴィッド・クバッキだけが唯一K点を超えて123.5m、その他の選手(カミル・シュトッホ、ピオトル・ツィラ、マルチェイ・コット)は全く振るわなかった。
今日の天候は予選のときほど良くはなく、雪が降ったが競技を行う上では問題はなかった。