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グレゴア・シュリーレンツァウアー、男子個人ラージヒル優勝

作成: 25.11.2012 17:30 / cy

リラハンメル大会2日目(土)に引き続き、3日目の男子個人ラージヒルも天候に恵まれた中で競技が行われた。表彰台にはオーストリア選手2名とノルウェーが1名。昨日優勝したドイツのセヴェリン・フロインドは1本目に失敗し、その時点で2日連続上位成績の可能性を逃した。

接戦だったファイナルラウンドではグレゴア・シュリーレンツァウアーが0.1ポイント差でアンダース・ファネメル(ノルウェー)、トーマス・モルゲンシュテルンを振り切って優勝した。前日8位だったこの選手は今日で実に41回目のW杯優勝を果たした。「41回の優勝というと多いように思えるけれど、僕はまだそんなに年をとっていないよ」とシュリーレンツァウアーは笑った。「いつもシーズン始めはなかなか調子が上がらないので、今回は本当に満足している。クウサモに行くのが楽しみになった。あそこはいつも条件が難しいけれど、試合が楽しみ」と141mと137m(275.5ポイント)で優勝を決めたこの選手は語った。 

 

 優勝ジャンプのビデオ >>

 

ノルウェーチームはアンダース・ファネメルの2位によってチームの好調さをさらに証明した。ミックス戦の優勝、アンダース・バルダル、アネッテ・サーゲンによるノーマルヒル個人戦での2つの表彰台に今年のノルウェーチャンピオン、アンダース・ファネメルは140mと134m(275.4ポイント)で2位とノルウェーにさらなる表彰台をもたらした。ノルウェーチームは週末の大会の表彰台だけではなくチーム的に強さを見せている。アンダース・ヤコブセン、アンダース・バルダルの2人はトップ10入り、特に一時的に引退していたヤコブセンのノーマル、ラージ両方の4位には目を見張るものがある。 

 

モルゲンシュテルンがW杯リーダー 

ノーマル、ラージヒルの両大会で強烈な印象を残したのはトーマス・モルゲンシュテルンである。昨日の2位に引き続き、今日3位と今週末好成績を残した。「今週末は本当に最高だった、ここまで良いとは自分でも全く予想しなかった。いい感触を得たし、自信にもつながった。イエロービブでクウサモのゲートに座るが楽しみ」とこのオーストリア人(135mと134m、269.4ポイント)は話した。この2日間の成績でW杯総合のリーダーとなり、彼はイエロービブで次のW杯クウサモ大会に臨む。 

 

前日優勝のセヴェリン・フロインドは1本目に失敗し、122.5mとすでにファーストラウンド終了時にトップ争いの可能性を失って27位、ファイナルで挽回したものの16位に終わった。昨日5位でW杯デビューを華々しく飾った若手のアンドレアス・ウェリンガーは17位で着実にW杯ポイントを獲得している。 

 

ヤンネ・ハッポネン転倒 

フィンランドのヤンネ・ハッポネンは予選ラウンドのジャンプ着陸時に転倒した。転倒にも関わらず飛距離がラウンド最長飛距離95%以上であったため本戦への出場権を得ていたが、転倒時に左膝を痛めて棄権した。帰国してフィンランドのクオピオで検査・診断を受ける。 

 

ファイナルラウンドではコンピューターの問題で競技運営に大きな影響を及ぼした。飛距離判定のポイントがコンピューターシステムに反映されず、競技が何回も中断され、競技終了後も公式リザルトが出るまでに約15分も要した。

 

Janne Happonen

 

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