01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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スキージャンプ・ワールドカップのもう一つのハイライトである「RAW AIR(ローエア)」が間近に迫っている。RAW AIRは、オスロ、リレハンメル、トロンハイム、ヴィケルスンの4会場を巡る過酷なノルウェーシリーズで、選手たちの全てが試される。
過酷なノルウェーシリーズ
RAW AIRを一言で表すならば、「Most intense(最も過酷な)」と言って良いだろう。確かにRAW AIRは究極的だ。
10日間にわたって行われる競技ジャンプ16本全て(女子は7日間の間の11本全て)の合計得点で最終結果が決まる。
このツアーが過酷だと言われる要因の一つは、毎日試合が続いて息つく暇がないという点だ。
ワールドカップ男子カレンダー (終盤にRAW AIR) >>
ワールドカップ女子カレンダー (終盤にRAW AIR) >>
最後は過酷なスキーフライング
RAW AIR最後地となる第4会場のヴィケルスンでは、選手にとって一番力を持っていかれるスキーフライングが予定されている。
しかも、スキーフライング戦では飛距離が長いことからポイントを大きく伸ばすことができ、その前の3会場での総合成績が完全にひっくり返ることも有り得る。それは逆に見れば、どこかで上手くいかなくても、最後で挽回する可能性が残されている、とも言える。
たとえRAW AIR総合リーダーとしてヴィケルスンにたどり着いたとしても、勝ったと気を抜くのはまだまだ早いのだ。
最後の一瞬までスリリング
RAW AIRは2017年に初めて開催された。
当時、全16本のうちの15本目までを終えた時点ではドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが総合首位につけていた。 しかし日曜、ヴィケルスンでの最終ジャンプでヴェリンガーは悪条件に当たり、 好敵のシュテファン・クラフト(オーストリア)にほとんど50mもの差をつけられてしまった。クラフトが初回RAW AIR王者となり、ヴェリンガーは更にポーランドのカミル・ストッフにも越され3位に終わった。
そして昨年は総合リードしていたクラフト自身が、ヴィケルスンで日本の小林陵侑に抜かされた。
RAW AIR最終のミステリー >>
RAW AIR - ジャンプ女子も
昨シーズンからスキージャンプ女子もRAW AIRに加わった。スキーフライングは女子ジャンプのカレンダーにまだ加わっていないため、女子RAW AIRは、オスロ、リレハンメル、トロンハイムの3会場で完結する。去年、女子RAW AIRで最初の総合優勝を飾ったのは、開催国ノルウェーのマーレン・ルンビュだった。
ヴィケルスンでワールドカップ・ファイナル
今年、日曜のヴィケルスン戦で特別なのは、RAW AIR総合優勝が決まるだけでなく、ワールドカップ総合優勝も決まる点だ。なぜなら、例年シーズンファイナルが行われるスロベニア・プラニツァでは、この冬最後のハイライトとなるスキーフライング世界選手権が3月19日から22日まで開催される予定で、世界選手権の成績はワールドカップに加算されないからだ。
RAW AIRプログラム
オスロ - ホルメンコーレン
• 2020年3月6日 19:30(日本時間 翌3:30) — 男子・予選
• 2020年3月7日 18:15(日本時間 翌2:15) — 女子・予選
• 2020年3月7日 15:15(日本時間 23:15) — 男子・団体戦
• 2020年3月8日 14:30(日本時間 22:30) — 男子・個人戦
• 2020年3月8日 17:15(日本時間 翌1:15) — 女子・個人戦
リレハンメル
• 2020年3月9日 17:30(日本時間 翌1:30) — 男子・予選
• 2020年3月9日 20:00(日本時間 翌4:00) — 女子・予選
• 2020年3月10日17:00(日本時間 翌1:00)— 男子・個人戦
• 2020年3月10日20:00(日本時間 翌4:00)— 女子・個人戦
トロンハイム
• 2020年3月11日 17:30(日本時間 翌1:30) — 男子・予選
• 2020年3月11日 20:00(日本時間 翌4:00) — 女子・予選
• 2020年3月12日 17:00(日本時間 翌1:00) — 男子・個人戦
• 2020年3月12日 20:00(日本時間 翌4:00) — 女子・個人戦(最終戦)
ヴィケルスン
• 2020年3月13日 18:00(日本時間 翌2:00) — 男子・予選
• 2020年3月14日 16:30(日本時間 翌0:30) — 男子・団体戦
• 2020年3月15日 16:30(日本時間 翌0:30) — 男子・個人戦(最終戦)