01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
全リザルト » |
2023年「RAW AIR ノルウェーツアー」は素晴らしい開幕を迎えた。3月10日(金)、オスロのホルメンコーレン・ジャンプ台にて最初の予選(RAW AIRでは予選ジャンプの成績も総合得点に加算される)が開催され、ダヴィド・クバツキ(ポーランド)が1位となった。2位は世界選手権で金メダル2冠を果たしたばかりのティミ・ザイツ(スロベニア)、3位はオーストリアのシュテファン・クラフトだった。3位に1.4点差で小林陵侑が4位に続いた。
RAW AIR総合で優勝候補と見られている選手が、早くも最初の予選で上位に並んだ。RAW AIR開幕を迎えた今日のホルメンコーレン(ヒルサイズ134m)で、1位から5位に、クバツキ、ザイツ、クラフト、小林陵侑、グランルード(ノルウェー)が顔を揃え、そのうちの誰が総合優勝をとってもおかしくない。
クバツキは予選後のインタビューで、「RAW AIRを予選1位でスタートすることができたのは、もちろん素晴らしいこと。でも当然まだ過大評価はできない。RAW AIRは最後のスキーフライングで決定的なポイント差がつくから」と、話した。
全18本のうちの最初のジャンプを終えた現時点で、同点6位のカミル・ストッフ(ポーランド)とアンツェ・ラニセク(スロベニア)や、ヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー、8位)、オーストリアの二人ダニエル・チョフェーニックとクレメンス・アイグナー(9位と10位)も幸先は良い。
10位のアイグナーと首位のクバツキのさはわずか15.6ポイントだけだ。
今日のドイツ勢のトップは13位のカール・ガイガーで、マルクス・アイゼンビッヒラーは15位だった。アンドレアス・ヴェリンガーは風邪が治ったばかりで公式トレーングの2本は休んだが、予選では19位と好成績を収めた。
ヴェリンガーは、「まだ力が出なくて、今日の目標はとにかくあまり順位を落とさず生き残ることだった。それはとてもうまくいった」と、満足そうな様子でインタビューに答えた。
それに対し、ついていなかったのは開催国ノルウェーのロバート・ヨハンソンだった。ヨハンソンはビンディング(スキー板と靴の接続器具)に問題があり、なんとか転ばずに着地できたが60位に終わり、土曜の本戦への出場はかなわず、今季RAW AIRの初日からチャンスを逃してしまった。
日本チームからは4位の小林陵侑の他に、二階堂蓮が18位、佐藤幸椰が37位、佐藤慧一が40位、小林潤志郎が48位、中村直幹が50位で本戦進出を決めた。
3月11日(土)14:40(日本時間22:40)からは、RAW AIR最初の試合(総合得点に加算される2本目・3本目のジャンプ)が予定されている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。