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FIS(国際スキー連盟)スキージャンプ女子のワールドカップシーズンが今週末、ノルウェーのリレハンメルでいよいよ開幕する。それを目前にして、女子ジャンプのFISレースディレクターである吉田千賀が今後の展望について話した。
スキージャンプの2017/2018シーズンは、開幕から驚きの連続だ。ポーランドのヴィスワでの初戦で小林潤志郎が優勝したのに続き、フィンランドのルカで11月26日(日)に行なわれたワールドカップ(W杯)今季2試合目の個人戦でも、ノーマークだったスロベニアのイェルネイ・ダムヤンが優勝した。ルカトゥントゥリ・ジャンプ台で好条件のもと、ダムヤンは素晴らしいパフォーマンスを見せて、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングを2位に、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーを3位に抑えた。今回はダムヤンにとって、2014年の札幌戦以来、2度目のW杯優勝だった。
ワールドカップ男子ルカ大会(フィンランド)で、11月25日(土)、今季2試合目となる団体戦が行なわれた。かなりの良い条件に恵まれ、強豪ノルウェーチーム(ロバート・ヨハンソン、アンダース・ファンネメル、ダニエル=アンドレ・タンデ、ヨハン=アンドレ・フォアファング)が計1,184.2ポイントを獲得して、開幕戦に引き続き優勝を飾った。2位はドイツ(マルクス・アイゼンビッヒラー、ピウス・パシュケ、アンドレアス・ヴェリンガー、リヒャルト・フライターク)が1,116.9ポイントで、3位には1,108.2ポイントの日本チームが続いた。
昨冬のワールドカップ総合優勝を飾ったシュテファン・クラフト(オーストリア)が、11月24日(金)にルカ(フィンランド)で行なわれた今季2試合目の個人戦のための予選で、144mのダントツのジャンプを決めて151.8ポイントを獲得し1位になった。一週間前にヴィスワ(ポーランド)で行なわれたシーズン開幕戦の予選でもクラフトは1位だった。
スキージャンプのシーズン開幕となったヴィスワ大会(ポーランド)は成功裏に終わった。前日の団体戦(ノルウェーが優勝)に続き、今日11月19日(日)には個人戦が行なわれ、予想外にも日本の小林潤志郎が勝利して、ポーランドでのワールドカップシーズン開幕イベントが終了した。小林は既にFIS(国際スキー連盟)サマーグランプリでも2勝(ともに白馬戦)を挙げていたが、今日は地元ポーランドのカミル・シュトッホ(ポーランド)を2位、オーストリアのシュテファン・クラフトを3位に抑えて優勝した。
ヴィスワ(ポーランド)でのスキージャンプ・ワールドカップ(W杯)の開幕は素晴らしいものになった。11月18日(土)、満員のアダム・マリシュ・スタジアムで開催された団体戦で、ノルウェー、オーストリア、ポーランド、そしてドイツのチームが観客を魅了した。ノルウェーが優勝し、ポーランドとオーストリアが同点で2位、ドイツチームは4位に入った。
昨シーズンのワールドカップ総合優勝を果たしたシュテファン・クラフト(オーストリア)は、冬季オリンピックも開催される2017/18シーズンを理想的な形でスタートさせた。11月17日(金)、ポーランドのヴィスワで、今冬初めての個人戦の予選がヒルサイズ134mのアダム・マリシュジャンプ台で行なわれ、クラフトは126.5mのジャンプで129.5ポイントを獲得して1位になった。2位にはシュテファン・ライエ(独)、3位には小林潤志郎が入り好パフォーマンスを見せた。
フレンシュタット初戦で失格になったが、高梨はその翌日には全てを調整し直してきた。高梨沙羅は2位以下に10.2ポイント(97.5mと102m)の差をつけた。2位にはノルウェーのマーレン・ルンドビー(96mと98m)、3位には前日優勝の伊藤有希(100mと96.5m)が入賞した。
グランプリ個人戦2戦が行われるフレンシュタットで日本の伊藤有希が1戦目で勝利を挙げた。24歳の伊藤は95.5mと95m(222.7ポイント)、2位には驚きの16歳、フランスのルシル・モラー(91mと94.5m、217.9ポイント)、3位にはノルウェーのマーレン・ルンドビー(95mと92m、213.9ポイント)が表彰台にあがった。
クルシュベルでのグランプリシリーズ第3戦、ポーランドのダヴィッド・クバッキが優勝した。133.5mと127m、274.2ポイントで2位に入ったチームメイトのマルチェイ・コットに大差を付けた。3位には同点でロシアのデニス・コルニロフとチェコのローマン・コウデルカが入り、表彰台をものにした。
オリンピックシーズンの初戦、ドイツのカタリナ・アルトハウスが優勝をものにした。1本目でその日の最長飛距離95m、ファイナルで88.5mを飛び、230.8ポイント。クルシュベルでの今シーズン初の女子グランプリ大会で好調さを印象づけた。