01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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スキージャンプの2017/2018シーズンは、開幕から驚きの連続だ。ポーランドのヴィスワでの初戦で小林潤志郎が優勝したのに続き、フィンランドのルカで11月26日(日)に行なわれたワールドカップ(W杯)今季2試合目の個人戦でも、ノーマークだったスロベニアのイェルネイ・ダムヤンが優勝した。ルカトゥントゥリ・ジャンプ台で好条件のもと、ダムヤンは素晴らしいパフォーマンスを見せて、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングを2位に、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーを3位に抑えた。
今回はダムヤンにとって、2014年の札幌戦以来、2度目のW杯優勝だった。
ダムヤン、ゆうゆうと勝利
スロベニアのイェルネイ・ダムヤン(34歳)はW杯ルカ大会を激震させた。ダムヤンは140mと142mのジャンプで、世界から集まったエリートを堂々と抑えた。最終的にダムヤンは合計301.4ポイントで、2位のヨハン=アンドレ・フォアファング(136.5mと142m)に2.8点差、アンドレアス・ヴェリンガー(140mと140m)には8.4点差をつけた。
ファーストラウンドから既にダムヤンは首位につけていた。
ダムヤンは、「ここ数週間、とにかく自分のジャンプを満喫していて、ジャンプがとても楽しい。僕にとって今日は、長いブレイクを挟んでから最初の試合だった。それがどうやら良かったのだと思う。この勝利が本当のW杯初優勝のような気がする。2014年の札幌戦ではファーストラウンドで4位につけていたから、追いかける方が守るよりも簡単なもの。今日は1本目の1位の座を防衛することができた。僕みたいに相当場数を踏んでいても、1位として飛ぶというのは本当に特別なプレッシャーがかかる。今シーズンに多大な期待は抱いていない。1週間前の開幕戦の時はまだ自宅にいたのに、今日はここにいる。この先どうなるかね」と、話した。
土曜(11/25)の団体戦で優勝したノルウェーチームだが、そこで活躍したヨハン=アンドレ・フォアファングが今日は2位に入った。
フォアファングは、「チームの仲間達は2本目がイマイチだったけど、今日もまたノルウェーにとって、すごく良い日になった。自分の今日の成績にかなり満足している。僕の1本目は難しい条件だったけどうまくいった。2本目は本当にうまく決まって、最終的に2位になれて嬉しい」と、喜びを伝えた。
ヴェリンガーがトップ、強いドイツ
前日の団体戦で2位だったドイツは、今日も輝かしいパフォーマンスを見せた。3位のヴィリンガーを筆頭に、マルクス・アイゼンビッヒラーが5位、リヒャルト・フライタークが6位、そしてシュテファン・ライエが9位に入り、トップ10に4人のドイツ人選手が入った。ピウス・パシュケが14位、カール・ガイガーも18位に入り、最高のチーム成績を収めた。
アンドレアス・ヴェリンガーは、「今日は完璧な試合だった。皆にとって同じような風の条件だった。この3日間で僕のジャンプはどんどん良くなっていったし、今日は3位に入れてとても嬉しい。金曜の予選の時はすごく難しい条件で、99mで落とされてしまったのは辛かった。昨日の団体戦では2位に入れたし、今日も僕らのチームにとって良い日になった」と、試合後のインタビューに答えた。
ドイツチームに並び、ノルウェーもまたチームの強さを納得させるパフォーマンスを見せた。ダニエル=アンドレ・タンデが4位、ロバート・ヨハンソンは7位だった。
有力候補だったクラフトの失敗
オーストリアのシュテファン・クラフトは、優勝最有力候補と見られていたが、1本目のサッツの直後に、早くも上位に入るチャンスを逃してしまった。
クラフトは、「勢い込み過ぎたのだと思う。サッツは本当は完璧だったのに、その後に力みすぎてしまった。多くを望み過ぎてしまった」と説明した。クラフトはファーストラウンドで26位だったが、2本目で今日最高のジャンプを決めて、最終的に13位まで追い上げた。
日本チームの中でトップだったのは、ヴィスワ戦の勝者、小林潤志郎で10位だった。これをもって小林は合計126ポイントとなり、W杯総合得点で引き続き1位についている。
ワールドカップは、来週末(12/2・3)に個人戦2試合が予定されているニジニ・タギル大会(ロシア)へと続く。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。