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ワールドカップ(W杯)ティティゼー・ノイシュタット大会(ドイツ)の中止が決まってから早くも3日後の今日、12月7日に次週のエンゲルベルク大会(スイス)開催へのゴーサインが出た。エンゲルベルクも他のヨーロッパ各地と同様に、この時期にしては暖かすぎる気候が続いているが、天気予報によると、エンゲルベルク大会が行なわれる時には寒さが間に合いそうだ。これからの数日は氷点下になると予想されている。現在、エンゲルベルクのジャンプ台はまだ雪に覆われていないが、W杯が開催される12月14〜16日の週末には何とかなりそうだ。
この冬の話題の男は引き続き、22歳の日本人、小林陵侑だ。12月2日(日)に行なわれたワールドカップ男子ニジニ・タギル大会(ロシア)第2戦で、小林は最初から他に付け入るスキを与えず、圧勝を飾った。試合の直前に行なわれた予選でも1位となり、本戦2ラウンドでは各回のベストジャンプを収めた。今日の小林陵侑には向かうところ敵なしだった。2位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファング、3位はポーランドのピオトル・ジーラだった。
12月2日(日)、FIS(国際スキー連盟)ワールドカップ女子リレハンメル大会(ノルウェー)の3試合目となるラージヒル戦で、カタリーナ・アルトハウス(独)が優勝した。1本目が終わった時点ではアルトハウスはまだ3位だったが、ファイナルラウンドで最長ジャンプ(139m)を決めて、首位を奪った。2位はやはりドイツのラモーナ・シュトラウプ、3位はオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツだった。
FIS(国際スキー連盟)ワールドカップ女子リレハンメル大会の枠内で、12月1日(土)の夜遅くにラージヒル戦の予選が行なわれ、スロベニアのエマ・クリネッチが1位になった。11月30日(金)と12月1日(土)のノーマルヒル戦に続き、リレハンメル大会の最後にヒルサイズ140mのラージヒルで試合が行なわれる。
12月1日(土)、ワールドカップ(W杯)女子スキージャンプの今季2戦目がノルウェーのリレハンメルで行なわれ、ロシアの17歳リディア・ヤコブレワ(Iakovleva)が驚きのW杯初優勝を飾った。前日(11/30)の開幕戦でもドイツのユリアーネ・サイファートがW杯初優勝を挙げていた。ヤコブレワは2本とも最高得点を収め、五輪金メダリストのマーレン・ルンビュ(ノルウェー)を2位に、スロベニアのエマ・クリネッチを3位に抑えた。
12月1日(土)の夜、ワールドカップ(W杯)男子ニジニ・タギル大会(ロシア)第1戦が行なわれ、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが優勝した。フォアファングにとってはW杯通算3勝目、ノルウェーチームにとっては今季最初の勝利となった。0.2点という僅差でポーランドのピオトル・ジーラが2位についた。3位には現在W杯総合首位の小林陵侑が続いた。
女子スキージャンプの今季最初の試合が11月30日(金)、ノルウェーのリレハンメルで行なわれ、ノーマークだったユリアーネ・サイファート(独)が驚きの優勝を飾った。28歳のサイファートにとってはワールドカップ参戦84試合目にして初優勝となった。2位はオリンピック金メダリストのマーレン・ルンビュ(ノルウェー)、3位は日本の高梨沙羅だった。
11月30日(金)、軽い吹雪と体感温度マイナス20度(実測マイナス14度)の中、全2試合が予定されているワールドカップ男子ニジニ・タギル大会(ロシア)の第1戦のための予選が開催された。ポーランドのピオトル・ジーラが今日の最長不倒134mのジャンプを決めて1位となり、3,000スイスフランの賞金を手にした。注目の若手、小林陵侑が僅差で2位に続き、3位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングだった。
ワールドカップ女子スキージャンプの今季開幕の場となるリレハンメル(ノルウェー)で、11月29日(木)にシーズン初の公式トレーニングと予選(ノーマルヒル、HS98)が行なわれたが、雪と風の影響で厳しいスタートとなった。
今週末に行なわれるワールドカップ男子の大会は、すでに恒例となったニジニ・タギル(ロシア)で、世界トップクラスのスキージャンパー達が集って開催される。選手達は、モスクワから飛行機で3時間かかるニジニ・タギルへの長旅と厳しい寒さに耐えなくてはならない。11月30日(金)のニジニ・タギルの気温はマイナス21度になるとの予報だ。ぜひ暖かい格好で臨みたい。