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W杯女子リレハンメル第2戦 露の若手ヤコブレワが驚きの勝利

作成: 01.12.2018 19:29 / sk

12月1日(土)、ワールドカップ(W杯)女子スキージャンプの今季2戦目がノルウェーのリレハンメルで行なわれ、ロシアの17歳リディア・ヤコブレワ(Iakovleva)が驚きのW杯初優勝を飾った。前日(11/30)の開幕戦でもドイツのユリアーネ・サイファートがW杯初優勝を挙げていた。ヤコブレワは2本とも最高得点を収め、五輪金メダリストのマーレン・ルンビュ(ノルウェー)を2位に、スロベニアのエマ・クリネッチを3位に抑えた。

ヤコブレワは4度目のW杯参戦にして初表彰台入り、しかも優勝という信じられない好成績を収めた。参戦した4試合のうち2試合ではベスト30が進めるファイナルラウンドに出られなかった。金曜(11/30)の試合では自己最高成績の8位だったが、今日の試合でいきなり勝利を挙げた。

ヤコブレアは、「素晴らしい試合だったし、素晴らしい気分。今は明日のラージヒル戦がどうなるか楽しみ。まだあまりラージヒルでの経験を積んでいないから」と話した。今回ヤコブレワが勝ち、2週間前の男子ヴィスワ戦でもイエフゲニー・クリモフが優勝したロシアは、スキージャンプ強豪としての最善の道を進んでいるように見える。ロシアがニジニ・タギル、チャイコフスキーそしてソチにジャンプ台を作った投資は無駄にはならないだろう。


今日の2位入賞でマーレン・ルンビュはW杯総合首位の座についた。昨シーズンのW杯総合覇者であるルンビュは、今季も良い位置につけている。

ルンビュは、「ジャンプごとにちょっとずつ良くなっている気がする。今日の1本目のジャンプは条件にも恵まれたと思うけど、2本目はその反対だった。2位という今日の成績は良い方だと思う。また総合首位の黄色いゼッケンをつけて飛べるのはとても嬉しい。ここリレハンメルで次のラージヒル戦を楽しみにしている。多分、接戦になると思う」と話した。

ドイツのカタリーナ・アルトハウスとユリアーネ・サイファートは今日も強く、4位と5位についた。

オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツは月曜の練習中に転倒したものの、すっかり回復したようで、今日も6位と好成績だった。
日本の高梨沙羅は、ジャンプスーツが規定外とされ、1本目で失格となった。

W杯総合成績では、マーレン・ルンビュ(160ポイント)が1位、2位がユリアーネ・サイファート(独、145ポイント)、3位がリディア・ヤコブレワ(露、132ポイント)となっている。

12月2日(日)には女子リレハンメル大会の3試合目がヒルサイズ140mのラージヒルで開催される予定だ。


全リザルト

Maren Lundby, Lidiia Iakovleva, Ema Klinec

 

統計

最長不倒
101.5m
Lundby, Maren (NOR)
最短ジャンプ
71.5m
Englund, Nita (USA)
平均飛距離
88.5m
K点越えジャンプ
44.9%
ネーション数
11
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Iakovleva, Lidiia
-
Russland
18.11.18
Klimov, Evgeniy (RUS) Wisla