01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月1日(土)の夜、ワールドカップ(W杯)男子ニジニ・タギル大会(ロシア)第1戦が行なわれ、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが優勝した。フォアファングにとってはW杯通算3勝目、ノルウェーチームにとっては今季最初の勝利となった。0.2点という僅差でポーランドのピオトル・ジーラが2位についた。3位には現在W杯総合首位の小林陵侑が続いた。
23歳のフォアファングは、完璧に整備されたニジニ・タギルジャンプ台での高水準の試合で優勝を決めた。フォアファングは1本目が終わった時点では3位につけていたが、ファイナルラウンドの強ジャンプでポーランドのピオトル・ジーラと日本の小林陵侑を抑えた。
フォアファングは、「僕らのチームにとって、もちろん良い一日になった。ニジニ・タギルまではかなりの長旅だったから、ここに到着した時は少し疲れていた。でも今は元気で良い気分。これから大事なのは、安定して良いジャンプを収めていくことと、ジャンプの楽しさを忘れないこと」と、試合後のインタビューに答えた。
2位に入ったピオトル・ジーラは、ニジニ・タギル戦で表彰台入りを達成した初めてのポーランド人となった。
「今日は、自分のジャンプにだけに上手く集中することができた。ここで初めて表彰台に上がったポーランド人ジャンパーとなれて素晴らしい気分」と、31歳のジーラは話した。
日本の小林陵侑は、1週間前のルカ戦で見せた好成績を今回にも上手くつなげることができた。3位入賞で、W杯総合首位の座をみごとに守った。
「ここニジニ・タギルがとても気に入った。今日も僕にとって素晴らしい成績になった。W杯総合やゼーフェルドで予定さている世界選手権のことは、全然考えていない。自分のジャンプにだけ集中している」とは小林陵侑の談だ。
しかし、ファイナルランドで最高点のジャンプを見せたのは上位の3人ではなく、ドイツのシュテファン・ライエだった。ライエの1本目では小さなミスがあったため、表彰台には届かなかった。現在ドイツ勢トップのジャンパーであるライエは、それでも今日は最終的に4位と好成績を収めた。チームとしてドイツは今日もまた強さを見せた。カール・ガイガーが10位、アンドレアス・ヴェリンガーが13位、セヴェリン・フロインドも22位で納得の出来を見せた。
ヴィスワでの開幕戦で優勝した地元ロシアのイエフゲニー・クリモフは、今日の1本目では27位と伸びなかったものの、2本目で挽回し11位まで追い上げ、観客を感動させた。
オーストリア復調の兆し
ノルウェー勢に並んで、オーストリアチームも少しずつ良くなっている。ダニエル・フーバーとシュテファン・クラフトの二人しかファイナルラウンドに進めなかったとは言え、シュテファン・クラフトは5位について、表彰台にも肉迫している。
2016/17シーズンにW杯総合優勝を飾ったクラフトは、「(先週末の)ルカ大会の時点で、再び良い方向に進めているという感じがしていた。ヴィスワでの開幕戦では全てを完璧に収めたくて、力み過ぎていた。今は自信を取り戻して、ジャンプごとに良くなっている。もちろん、まだ頂上には手が届かないけれど、その溝をそろそろ埋められそうな良い感触を持っている」と話した。
W杯総合得点では、320ポイントの小林陵侑が引き続き首位、2位がカミル・シュトッホ(226ポイント)、3位がピオトル・ジーラ(225ポイント)となっている。ドイツ勢のトップは4位のシュテファン・ライエ(185ポイント)だ。
W杯男子ニジニ・タギル大会の第2戦は、12月2日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。