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壮観の今季最終戦でラニセクが勝利、プレウツ世界新

作成: 30.03.2025 12:07 / hn

スキーフライングワールドカップ・プラニツァ大会(スロベニア)で3月30日(日)、シーズン最後となる男子個人戦が行われ、ジャンパー達は盛大なフィナーレを迎えた。

1・2位にアンツェ・ラニセクドーメン・プレウツのスロベニア勢が並び、3位にはドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが入った。

ドーメン・プレウツは、今シーズンの最終日にして254.5mという信じがたい世界新記録を樹立した。

2024/2025年のスキージャンプシーズン最後となる今日の試合は、これ以上ないほどドラマチックでスリリングな展開となった。

今シーズンの上位30人のスキージャンパーが、ヒルサイズ240mのプラニツァ・フライングヒルを舞台に最終戦で競った。


今日の最後から2番目に飛んだ開催国スロベニアのドーメン・プレウツは、信じられないような254.5mという新世界記録を打ち立て、チームメイトでラストジャンパーのアンツェ・ラニセクに並々ならぬプレッシャーをかけた。
ラニセクはそのプレッシャーに耐え、241.5mの飛翔を決め、飛型点もウィンドファクターも良かったため、プレウツに7.1点差で逃げ切った。


ラニセクは、「僕のキャリアの中で最高の勝利となった。この故郷の地で、これだけの観客を前にして、今日みたいな試合で優勝できるなんて信じられない」と圧倒された様子でインタビューに答えた。

今日のプレウツの254.5mという新記録で、世界記録は2011年以来ノルウェーのヴィケルスン・フライングヒルからスロベニアに戻った。

今日までの世界記録はオーストリアのシュテファン・クラフトがヴィケルスンで樹立した253.5mだった。


スキーフライングW杯でヴェリンガー3位
今日の試合で3位になったアンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)は、スキーフライング・ワールドカップ(W杯)の総合成績でも3位となった。

スキーフライングW杯総合優勝はドーメン・プレウツ、2位はアンツェ・ラニセクラニセクで、スロベニア勢が並んだ。


W杯総合 オーストリアが表彰台独占

W杯総合成績では、1位がダニエル・チョフェーニックが、2位がヤン・ホアル、3位がシュテファン・クラフトで3人のオーストリア人選手が表彰台を独占した。

オーストリアはチームとしても圧倒的成績を収め、ネーションズカップで優勝した。

 

日本のエース、小林陵侑は今日の試合では5位、スキーフライングW杯総合では4位、W杯総合では9位となった。



2024/25年 最終戦 スキーフライング・プラニツァ個人第2戦 (2025年3月30日)

順位 ビブ 名前 予選 飛距離1 飛距離2 合計
1. 25 Lanisek, Anze   247.5 241.5 482.1
2. 21 Prevc, Domen   245.0 254.5 475.0
3. 24 Wellinger, Andreas   236.5 236.5 455.8
4. 30 Tschofenig, Daniel   231.0 237.5 451.6
5. 23 小林陵侑   236.0 231.0 449.4
6. 27 Paschke, Pius   231.5 237.0 438.9
7. 13 Zniszczol, Aleksander   234.5 238.0 434.0
8. 26 Deschwanden, Gregor   230.0 229.5 422.2
9. 29 Hoerl, Jan   228.0 242.5 420.4
10. 20 Geiger, Karl   227.5 233.5 419.8
11. 18 Zajc, Timi   228.5 228.0 419.7
12. 28 Kraft, Stefan   216.5 234.0 413.3
13. 19 Wasek, Pawel   224.5 230.5 412.5
14. 6 Mueller, Markus   219.5 232.5 403.1
15. 7 Stoch, Kamil   215.0 230.0 400.8
16. 1 Aalto, Antti   215.5 230.5 400.4
17. 16 二階堂蓮   220.5 228.5 399.4
18. 8 Kos, Lovro   218.0 226.5 397.9
19. 14 Aigro, Artti   223.5 221.0 397.1
20. 17 Fettner, Manuel   217.5 224.0 396.0
21. 15 Frantz, Tate   213.5 221.5 384.2
22. 22 Ortner, Maximilian   212.5 214.5 382.3
23. 9 Zografski, Vladimir   214.5 214.5 377.5
24. 4 Villumstadt, Fredrik   208.5 214.5 372.6
25. 12 中村直幹   212.0 210.0 371.6
26. 2 Wolny, Jakub   205.5 205.5 364.5
27. 10 Foubert, Valentin   200.5 206.5 357.3
28. 3 Kubacki, Dawid   201.0 203.0 355.7
29. 5 Peier, Killian   186.5 192.5 320.5
30. 11 Bickner, Kevin   181.0 196.5 314.1
Jan Hörl, Daniel Tschofenig und Stefan Kraft. Top-3 Gesamtweltcup

 


スキーフライングW杯総合ランキング トップテン

順位 名前 合計  
01 Prevc, Domen 485  0
02 Lanisek, Anze 317  3
03 Wellinger, Andreas 310  1
04 小林陵侑 280  0
05 Zajc, Timi 268  2
06 Tschofenig, Daniel 224  0
07 Hoerl, Jan 200  0
08 Kraft, Stefan 185  0
09 Deschwanden, Gregor 165  2
10 Geiger, Karl 162  0

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間(夏時間)で、日本からの時差はマイナス7時間です。

 

ギャラリー

PLANICA QUALI DONNERSTAG
28.03.2025 06:31
PLANICA FREITAG EINZEL
29.03.2025 07:19
Good bye Eisei Eisenbichler
29.03.2025 15:11
PLANICA SAMSTAG
29.03.2025 22:17

統計

最長不倒
254.5m
Prevc, Domen (SLO)
最短ジャンプ
181.0m
Bickner, Kevin (USA)
平均飛距離
222.1m
K点越えジャンプ
93.3%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Österreich
Lanisek, Anze
22.03.25
Lahti
Slowenien
28.03.25
Prevc, Domen (SLO) Planica