作成: 18.03.2023 13:37
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3月18日(土)ノルウェー、ヴィケルスンの巨大フライングヒル(ヒルサイズ240m)にて、女子スキージャンプ史上初の公式スキーフライングとなるトレーニング3ラウンドが行われた。
参加したのは、RAW AIR女子総合で上位の15人だった。
ヴィケルスンのフライングヒルに集まった全関係者は特別な感慨をもって18日(土)午前を迎えた。長い議論を経て、これまで男子にしか許されていなかった最後の種目であるスキーフライングがついに女子ジャンプでも可能になった。
そして女子ジャンパー達がヴィケルスンのフライングヒル(最長不倒253.5m)で見せたパフォーマンスはセンセーショナルなものだった。
審判が巧みにリードする中で、15人の選手たちは222mの女子世界記録まで出し、素晴らしかった。
今日の最長不倒ジャンプを収めたのはカナダのアレクサンドリア・ルーティト(今季世界選手権プラニツァ大会金メダリスト)で、少なくとも明日の本戦までは世界記録保持者を名乗ることができる。
この公式トレーニングで何よりも重要視されたのは選手たちの安全で、常に安全第一が徹底される中、ジャンプ女子は見事なパフォーマンスを見せた。
大成功となった公式トレーニングを終え、19日(日)には女子ジャンプ史上初のスキーフライング戦が開催される予定だ。
この試合はワールドカップには数えられないものの、2023年RAW AIRファイナルを飾るものになる。
Alexandira Loutitt
RAW AIR総合では合計6万ユーロ(約850万円)の賞金が上位3位に授与される(1位4万ユーロ、2位1万5千ユーロ、3位5千ユーロ)。
オスロ戦とリレハンメル戦を終えた現時点でRAW AIR女子総合ではスロベニアのエマ・クリネッチが首位につけている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。