2026年スキーフライング世界選手権オーバーストドルフ大会(ドイツ)で、スロベニアのドーメン・プレウツが個人戦で圧倒的強さを見せた。
二日間に渡って行われる合計4ラウンドで決まる世界選手権個人戦で、プレウツは2位に約60点もの差をつけて世界王者のタイトルを獲得した。
2位はノルウェーのマリウス・リンヴィク、3位は二階堂蓮だった。
2年に1度開催されるスキーフライング世界選手権で、ドイツ、オーバーストドルフを舞台に1月24日(土)に個人戦2日目を迎えた。
スロベニアのドーメン・プレウツは、今季すでにジャンプ週間で総合優勝を飾っており、ワールドカップ(W杯)総合ラインキングでもダントツ首位につけているが、世界選手権でもワンマンショーを繰り広げた。
二階堂蓮、マリウス・リンヴィク(ノルウェー)、ヤン・ホアル(オーストリア)などがハイレベルな順位争いを見せている中で、26歳のドーメン・プレウツは危なげもなく圧倒的強さで金メダルに一直線だった。
プレウツにとって、スキーフライング世界選手権個人戦では初の金メダルとなった。
プレウツは、「長い間この成功のために頑張ってきた。スキーフライングは僕のハイライトの一つ。僕は今シーズンの初めに目標として、ジャンプ週間総合優勝か、フライング選手権の金メダルか、もしくはW杯総合優勝のどれかを達成できたら、すごく満足と言っていた。今そのうちの2つのタイトルを獲ることができて、3つ目も手に届きそうなところにきている。今シーズンの好調さはとにかく信じられないぐらい」と自分自身のパフォーマンスの凄さに圧倒されている様子で話し、「本来僕は喜びで大声をあげるようなタイプではないけれど、ものすごく嬉しい。もうすぐ冬季オリンピックもあるし、始まるのが待ち遠しい」と更なる意欲を見せた。
ノルウェーのマリウス・リンヴィクは、2022年のスキーフライング世界選手権ヴィケルスン大会(ノルウェー)ですでに金メダルを獲得しており、今回のオーバーストドルフ大会でもスキーフライング戦での強さを改めて示して2位となった。
リンヴィクは「この銀メダルは自分にとって、ものすごく大きな意味のあるもの。また表彰台に立つことができてとても嬉しい。ジャンプ週間では大きな問題が起きて失格となってしまっていたから、その頃にはこんなことが実現するなんて考えてもいなかった」と感動を伝えた。
現在日本チームで一番順調な二階堂蓮が銅メダルに輝いた。
二階堂は「前回は惜しくもメダルを逃してしまったから、その悔しさを乗り越えて、今回はメダルを手にすることができて本当に良かった。今は、もうすぐ始まるオリンピックを楽しみにしている。自分としては、楽しくスキージャンプを満喫することを第一にしている。それができたらメダルにも届くかもしれない」と話した。
オーストリアチームからはヤン・ホアルが4位、若手のシュテファン・エンバッハーが5位、そしてシュテファン・クラフトが7位となり、3人が上位につけた。
これで25日(日)の団体戦でのオーストリアチームの活躍に否が応でも期待が高まる。
オーストリアは日曜の団体戦に上記の3名と今日16位だったマヌエル・フェットナーも含めた4人で臨むことになっている。
ノルウェーチームと日本チームも団体戦で強さを見せそうだし、絶好調のドーメン・プレウツが牽引するスロベニアチームも、メダルに手が届くか見逃せないところだ。
接戦でスリリングな展開になることは間違いないだろう。
ドイツチームは、少なくとも今日の結果を見ると団体戦でのメダル争いとは無縁そうだ。
ドイツの代表選手4人の個人戦での成績は、13位、17位、23位、そして25位に留まった (フィリップ・ライムンド、カール・ガイガー、フェリックス・ホフマン、ピウス・パシュケ)。
スキーフライング世界選手権の団体戦は、1月25日(日)16:15(日本時間 翌0:15)から開催される予定だ。
2026年 スキーフライング世界選手権 個人戦:リザルト
| 順位 |
ビブ |
名前 |
国 |
飛距離 1 |
飛距離 2 |
飛距離 3 |
飛距離 4 |
合計 |
| 1. |
30 |
Prevc, Domen |
 |
204.0 |
224.5 |
232.0 |
222.5 |
905.4 |
| 2. |
28 |
Lindvik, Marius |
 |
226.5 |
212.0 |
221.0 |
231.5 |
845.9 |
| 3. |
29 |
二階堂蓮 |
 |
230.5 |
224.5 |
221.5 |
220.0 |
842.4 |
| 4. |
27 |
Hoerl, Jan |
 |
207.0 |
230.0 |
211.5 |
224.0 |
818.8 |
| 5. |
23 |
Embacher, Stephan |
 |
209.0 |
204.5 |
212.5 |
227.5 |
811.5 |
| 6. |
22 |
小林陵侑 |
 |
224.0 |
213.5 |
211.0 |
219.5 |
805.0 |
| 7. |
21 |
Kraft, Stefan |
 |
209.0 |
215.5 |
212.0 |
220.0 |
803.2 |
| 8. |
26 |
Lanisek, Anze |
 |
199.5 |
227.0 |
199.5 |
212.5 |
796.8 |
| 9. |
19 |
Oestvold, Benjamin |
 |
213.5 |
213.0 |
203.0 |
221.5 |
794.0 |
| 10. |
25 |
中村直幹 |
 |
216.5 |
211.5 |
196.5 |
211.5 |
792.8 |
| 11. |
18 |
Aalto, Antti |
 |
215.5 |
195.0 |
201.5 |
220.0 |
785.9 |
| 12. |
24 |
Forfang, Johann Andre |
 |
210.5 |
219.5 |
199.5 |
202.5 |
782.2 |
| 13. |
17 |
Raimund, Philipp |
 |
201.5 |
208.0 |
201.0 |
210.5 |
779.5 |
| 14. |
16 |
Sundal, Kristoffer Eriksen |
 |
216.0 |
193.0 |
192.0 |
214.0 |
769.2 |
| 15. |
15 |
Zyla, Piotr |
 |
211.0 |
206.5 |
188.5 |
212.0 |
763.9 |
| 16. |
10 |
Fettner, Manuel |
 |
201.5 |
202.5 |
208.0 |
207.5 |
752.6 |
| 17. |
20 |
Geiger, Karl |
 |
217.5 |
197.0 |
202.0 |
187.5 |
752.4 |
| 18. |
11 |
Kytosaho, Niko |
 |
205.0 |
210.0 |
198.5 |
212.0 |
748.7 |
| 19. |
8 |
内藤智文 |
 |
200.5 |
206.5 |
203.5 |
198.0 |
743.6 |
| 20. |
14 |
Zajc, Timi |
 |
213.0 |
196.5 |
186.5 |
205.0 |
739.6 |
| 21. |
4 |
Foubert, Valentin |
 |
196.5 |
187.5 |
207.0 |
201.5 |
737.1 |
| 22. |
3 |
Hoffmann, Felix |
 |
196.0 |
188.0 |
202.0 |
215.0 |
733.5 |
| 23. |
13 |
Zografski, Vladimir |
 |
199.5 |
209.5 |
175.0 |
206.5 |
731.7 |
| 24. |
9 |
Insam, Alex |
 |
202.5 |
195.5 |
196.5 |
195.5 |
729.6 |
| 25. |
6 |
Paschke, Pius |
 |
202.5 |
194.5 |
202.0 |
202.0 |
729.5 |
| 26. |
5 |
Hauswirth, Sandro |
 |
202.0 |
199.5 |
197.5 |
200.0 |
728.6 |
| 27. |
7 |
Tschofenig, Daniel |
 |
188.0 |
193.0 |
186.0 |
200.0 |
710.1 |
| 28. |
2 |
Maatta, Jarkko |
 |
202.0 |
190.5 |
183.0 |
195.5 |
692.2 |
| 29. |
12 |
Marusiak, Yevhen |
 |
203.5 |
205.0 |
203.5 |
151.5 |
676.5 |
| 30. |
1 |
Deschwanden, Gregor |
 |
194.0 |
192.0 |
181.5 |
187.5 |
671.6 |
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。