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2019年11月22日(金)、この冬最初のワールドカップの予選がポーランド・ヴィスワで開催され、ドイツのカール・ガイガーが1位になった。オーバーストドルフ出身のガイガー(26歳)は133m(138.6ポイント)のジャンプで、スイスのキリアン・パイアー(125.5m)を2位に、オーストリアのダニエル・フーバー(122m)を3位に抑えトップとなった。
国際スキー連盟(FIS)スキージャンプ男子ワールドカップは、1979/80に初めて開催された。今年は41回目のシーズンとなる。これまでに総合優勝を最も多く飾っているのは、フィンランドのマッチ・ニッカネンとポーランドのアダム・マリシュで、それぞれ4回総合優勝を遂げた。昨シーズンの総合優勝は小林陵侑で、日本人として初めての快挙だった。
スキージャンプ女子のワールドカップは9季目を迎える。 2011/12年に始まった女子ジャンプ・ワールドカップで最初の総合優勝を飾ったのはアメリカのサラ・ヘンドリクソンだった。その後、日本の高梨沙羅が総合優勝を4シーズン(2013年、2014年、2016年、2017年)で手にし、2015年はオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツが、そして2018年と19年はノルウェーのマーレン・ルンビュが総合優勝を飾った。
2019年スキージャンプ・グランプリは、10月5日(土)ドイツ・クリンゲンタールにて、難しい天候条件の中、1ラウンドのみの最終戦で幕を閉じた。当初クリンゲンタールのフォクトランド・アリーナでは強風が吹き荒れ、サマーシーズンの最終戦は開催できないかと思われたが、時間を遅らせなんとか1ラウンドをスタートさせることができた。
10月4日(金)の夜、2019年FISグランプリ最終となるクリンゲンタール大会(ドイツ)で予選が行われ、ポーランドのダヴィド・クバツキーが1位になった。世界選手権ノーマルヒル戦の王者であるクバツキーは139.5m(133.5ポイント)のジャンプで、チームメイトのヤクブ・ヴォルニー(142m、133.2ポイント)を2位に、日本の小林陵侑(138.5m、129.5ポイント)を3位に抑えた。
2019年スキージャンプ・サマーグランプリの最後から2試合目となるヒンツェンバッハ戦(オーストリア)が9月29日(日)に開催され、ポーランドのダヴィド・クバツキーが優勝した。世界選手権ノーマルヒル戦の王者でもあるクバツキーは、今日の手に汗握る試合で、オーストリアのフィリップ・アッシェンヴァルトを2位、ポーランドのピオトル・ジーラを3位に抑えて勝利を掴んだ。グランプリ総合成績でクバツキーは、現在首位の佐藤幸椰にわずか10ポイント差まで迫っている。来週末、ドイツ・クリンゲンタール戦で今夏のグランプリ最終戦が行われることになる。
9月29日(日)、コンチネンタルカップ男子クリンゲンタール大会(ドイツ)で第2戦が行われ再度ドーメン・プレウツ(スロベニア)が優勝した。
FISグランプリ男子ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)で、9月28日(土)の夜に予選が行われ、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)が1位になった。ワールドカップ通算53勝のシュリレンツァウアーは、ヒルサイズ90mのヒンツェンバッハ・ノーマルヒルで88m(123.8ポイント)のジャンプを決めた。2位もオーストリアの フィリップ・アッシェンヴァルト(86.5m、122.1ポイント)、3位はポーランドのピオトル・ジーラ(88.5m、122ポイント)だった。
今週末、2019年夏季コンチネンタルカップ最後の大会がドイツのクリンゲンタールで開催される。9月28日(土)の夕方に行われた第1戦ではスロベニアのドーメン・プレウツが優勝した。