スキージャンパー達は、韓国・平昌冬季オリンピックの後も息つく暇も無いほどだ。昨シーズンから始まった「RAW AIRノルウェーツアー」が次なるハイライトとして予定されている。
今回で2度目となる新しい競技シリーズ「Raw Air」は、名高いオスロのホルメンコーレンジャンプ競技場で3月9日(金)に行なわれる予選を持って皮切りとなる。
その後3月18日(日)までに合計6試合(団体2試合、個人4試合)がオスロ、リレハンメル、トロンハイム、そしてヴィケルスンの4会場で行なわれる。ヴィケルスン戦ではフライングヒルでのビッグファイナルが開催される。
この「Raw Air」で独特なのは、個人戦のポイントはもちろん、予選と団体戦での各選手のポイントも総合得点として合わせて計算されることだ。
すなわち、10日にわたるノルウェーツアーの間に、合計16本のジャンプが競技され得点対象となるということだ。
Raw Airでは合計10万ユーロ(約1,320万円)の賞金が用意されている。そのうち、総合優勝の選手が6万ユーロ、2位が3万ユーロ、3位が1万ユーロを手にすることになる。
昨シーズンの初回「Raw Air」では、オーストリアのシュテファン・クラフトがヴィケルスンでの手に汗握るファイナルで総合優勝を飾った。2位はカミル・シュトッホ(ポーランド)、3位はアンドレアス・ヴェリンガーだった。