01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ドイツのスキージャンプファンは期待で待ちきれない程だろう。今シーズンには次のクリンゲール大会を始めとしてドイツ国内で5つの大会(クリンゲンタール、オーバーストドルフ、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン、ヴィリンゲン、スキーフライング・オーバーストドルフ)が予定されている。中でもクリンゲンタールは、集客の面でもその盛り上がり方からしても正真正銘のハイライトだ。それも、これまでクリンゲンタールでまだ一人もドイツ人ジャンパーがワールドカップ優勝を果たしたことがないにも関わらず、である。しかし今回はどうだろう。ルカで行われた今季初大会でセヴェリン・フロインドが優勝を飾った今、今回こそはドイツ選手が優勝を達成することもあるかもしれない。
我々はクリンゲンタール大会での注目データを集めてみた。
クリンゲンタール・ラージヒル個人戦、12月4日(日)に開催
フロインドはクリンゲンタールでドイツ人初優勝を果たせるか?
> セヴェリン・フロインド(独)は、クリンゲンタールでドイツ人として初めての優勝を狙ってくるだろう。
> クリンゲンタール大会で、これまでにドイツのスキージャンパーが表彰台を挙げたのは3回だ。アンドレアス・ヴェリンガーが2013年に2位、2014年に3位、そして昨シーズンにはセヴェリン・フロインドが3位に入った。
> ドイツ国内の大会でまだドイツ人選手がワールドカップ(W杯)優勝を果たしていないのはクリンゲンタールの他にあと1箇所だけだ。それはルーポルディングだが、ここでW杯の試合が行われたのは1992/93シーズンの1回だけだった。
> セヴェリン・フロインドはルカ第2戦の勝者としてクリンゲンタール入りすることになり、W杯2連勝を果たせるかもしれない。フロインドがこれを達成すれば、2015年3月の4連勝(クオピオ、トロンハイム、オスロ2勝)以来の連勝となる。
> フロインドがクリンゲンタールで1勝できればW杯通算23勝となり、W杯優勝数ランキングで現在同点8位のシモン・アマン(スイス)とトーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)に並ぶことになる。
ラージヒルでのミニスランプを克服したいペーター・プレウツ
> ペーター・プレウツ(スロベニア)は最近のラージヒル20試合のうち11勝を挙げている。しかし、ここ最近の4試合では優勝していない。比較的なことで言えば、ここ20試合のうち2勝以上を果たしている選手は皆無でもある。
> スーパースター、プレウツにとっては4試合続けて優勝していないのは、優勝を逃した期間としては2015年1月以来最長である。
> ペーター・プレウツはW杯通算21勝で、W杯優勝数11位となっており、セヴェリン・フロインドに1勝足りないだけである。
ドーメン・プレウツは18歳の誕生日前の2勝目を狙う
> ペーター・プレウツの弟のドーメンは先週末にルカで行われた開幕戦でW杯初優勝を果たした。
> 現在ドーメン・プレウツは17歳だが、もう1勝を決めれば、18歳の誕生日前にW杯1勝以上を果たす6人目のスキージャンパーになれる。これまでにそれを達成しているのは、プリモジュ・ペテルカ(スロベニア、8勝)、トニ・ニエミエン(フィンランド、8勝)、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア、6勝)、ヤンネ・アホネン(フィンランド、2勝)、そしてアリ=ペッカ・ニッコラ(フィンランド、2勝)である。
> ドーメンの兄、ペーター・プレウツは21歳の時にW杯初優勝を達成した。
デスコンブ=セボア、32歳にして初の表彰台圏内に
> フランスのヴァンサン・デスコンブ=セボアは先週末のルカ大会で10位と5位だった。
> 12月3日の時点でデスコンブ=セボアは32歳と329日になる。もし彼がクリンゲンタールで表彰台を挙げるとすれば、2番目に年長でW杯初表彰台を達成することになる。チェコのヤーン・マトゥラが2013年1月19日に32歳356日の時に札幌大会で優勝し、初表彰台を達成した時が最年長記録となっている。
> デスコンブ=セボアは、W杯優勝を果たす2人目のフランス人となれるかもしれない。これまでフランス人として優勝したことがあるのは、1995年1月22日の札幌大会の勝者、ニコラ・デッスムただ一人だ
> 2009年12月のリレハンメル大会でエマヌエル・チェダルが3位に入賞した時以降、フランス人選手は表彰台に上がっていない。
最後に
> オーストリアのミヒャエル・ハイボックはここ最近の8試合で表彰台を逃している。
> それ以前には、ハイボックは4回連続で表彰台を挙げている。そのうちの3回は優勝だった。
> 前年のクリンゲンタール大会では、ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデが優勝した。彼が今回も優勝すれば、同大会のタイトルを保持することができる2人目の選手となる。これまでにそれを果たししたのはグレゴア・シュリレンツァウアー(2007と2009年)だけである。タンデの調子は上々で、先週末の2試合目では2位になっている。