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スキーフライング世界選手権ハラコフ大会、ヴァシリエフとバルダルが同点で予選1位

作成: 13.03.2014 19:00 / cy

3/13(木)に行われたスキーフライング世界選手権ハラコフ大会(チェコ)の予選で、アンダース・バルダル(ノルウェー)とディミトリー・ヴァシリエフ(露)が同点1位となった。ヴァシリエフが193.5mでバルダルより約2m飛距離を伸ばしたが、バルダル(186.2m)の方が飛形点が良く、最終的に同点となった。

ご当地チェコのロマン・コウデルカは186mで179ポイントとなり3位、マチェイ・コット(ポーランド、189m)はその2.3ポイント差で4位だった。

 

ハイボックがオーストリア勢トップ
オーストリア・チームのトップだったのはミヒャエル・ハイボックで、日本の清水礼留飛と同点の5位だった。185.5mと180.0mでそれぞれ171.5ポイント獲得となった。

同じくオーストリアのシュテファン・クラフトは179.5m、166.5ポイントで7位。その僅差でヤクブ・ヤンダ(チェコ)は179m、1661.5ポイントで8位だった。

 

好調のルメレン
そのわずか0.2ポイントの差で9位についたのは、かつて世界記録を出したビョルン・アイナー・ルメレン(ノルウェー)だった。アンドレアス・ヴェリンガー(独)が181.5m、164.5ポイントでトップ10に滑り込んだ。スロベニアのイェルネイ・ダムヤンとトーマス・ナグリッチは11位と16位で予選通過となった。今季ジャンプ週間覇者のトーマス・ディートハルト(13位)と、フィンランド・チームで同点の14位だったラウリ・アシカイネンとアンシ・コイブランタも本戦出場を決めた。17位のヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏)、21位だったマッケンジー・ボイド=クローズ(カナダ)も個人戦に参戦できることになった。

ドイツ・チームでは、ソチ五輪団体戦で金を取ったアンドレアス・ヴァンクとマリヌス・クラウスを差し置いて、思いがけず予選参加となったマルクス・アイザンビッヒラーが22位に入り、コーチの信頼に応えた。

 

フィンランドは二人脱落
それに対し、フィンランドのヴィレ・ラリントとセバスチャン・クリンガは31位と32位で、共に本戦出場を逃した。

 

シード選手の中では、特にソチ五輪2冠のカミル・シュトッホ(ポーランド)、セヴェリン・フロインド(独)、ペーター・プレフツ(スロベニア)の3人の強さが本戦への期待を高めた。プレフツが出した214.0mは、あと0.5mでバッケンレコードだったが、着地の際に雪に手をついてしまった。セヴェリン・フロインドは的確に204mのジャンプを決め、カミル・シュトッホは200.0mで、200m台を出した3番目の選手となった。タイトル保持者のロベルト・クラニエツ(スロベニア)は184.0mだった。

 

スキーフライング世界選手権・個人戦の最初の2ラウンドが3/14(金)16:30(日本時間、翌0:30)から行われる予定となっている。

3/15(土)の16:00(日本時間、翌0:00)からは、後半の2ラウンドが行われ、個人戦の勝敗が決まる。

そして団体戦は3/16(日)14:00(日本時間22:00)から開催される予定だ。

 

 

スキーフライング世界選手権:予選結果(PDF)

 

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差は-8時間です。

 

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