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W杯女子ルシュノフ大会 高梨が今シーズン12勝目

作成: 02.03.2014 16:44 / cy

3/2(日)に行われたW杯ルシュノフ大会(ルーマニア)の第二試合でも高梨沙羅が優勝を決め、これで今季12勝目となった。高梨は85.0mと93.5mのジャンプで230.4ポイントを獲得し、いつもながら他を圧倒し、ジェシカ・ジェローム(米)とエヴェリン・インサム(伊)を2位、3位に抑えた。

ジェロームは、89mと90.5mで220.0ポイントとなり、2年以上ぶりのW杯表彰台を果たした。エヴェリン・インサムは、93mを出した1回目が終わった時点で首位に立っていたが、2回目は86mで3位になった。インサムも約1年ぶりの表彰台となった。

 

 

白熱の3位争い
212.3ポイントだったマヤ・ヴティッチ(スロベニア)は、わずか0.1点の差で4位だった。ヴティッチは85.5mと92mの飛距離を出し、5位のマーレン・ルンドビー(84mと90m)に3ポイント差だった。3/1(土)のルシュノフ大会第1試合で3位だった伊藤夕希は、今回は210.4ポイントで6位、イリーナ・アワクモワ(露)はその1.2ポイントで7位に入った。フランス勢のトップだったジュリア・クレアは207.0ポイントで8位、ヘレナ・オルソン=スメビ(ノルウェー)が9位、カタリナ・アルトハウス(独)がトップ10に収まった。前日の試合で7位だったウルリケ・グレッスラー(独)は今日も11位と好調だった。12位はフィンランドのユリア・キッカネン、13位にはアンナ・ヘーフェレ(独)が入った。ソチ五輪銅メダリストのコリーヌ・マテルとレア・ルマーレのフランス人選手二人は14位と15位だった。

 

4人のスロベニア選手がファイナル進出

スロベニア・チームは、ヴティッチの他に3人の選手がファイナル出場を果たした。しかし、ウルサ・ボガタイが17位、スペラ・ロゲリが19位、カティア・ポズンが22位で、上位争いには遠かった。ロシア勢の視点からは、ソフィア・チコノヴァが21位、ダリア・グルシナが27位という成績はなかなかのものだった。サブリナ・ヴィンドミュラーは28位で、少なくとも数点のW杯ポイントをスイス・チームに計上できた。

 

 

総合優勝は高梨で決まり
W杯女子総合成績は、高梨沙羅が3/1(土)に優勝した時点でもう誰も抜かせない程の差がついており、現在1420ポイントで圧倒的な単独首位に立っている。あと4試合を残すところとなった今、カリーナ・フォクト(独、761ポイント)が2位、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア、682ポイント)が3位となっている。ただし、イラシュコ=シュトルツは再度膝を負傷し、今季残りの試合は欠場することを決めたため、更なる上位争いには加われないこととなった。まだW杯女子総合の3位を狙えるのは642ポイントのイリーナ・アワクモワが一番有力となっている。

 

 

W杯女子ジャンプは、来週の土曜日(3/8)にオスロのラージヒルでの戦いへと続く。その後は、ファールン大会(スウェーデン)、プラニツァ大会(スロベニア)へと続く。

 

 

W杯女子ルシュノフ大会3/2:結果(PDF)

 

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