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ソチ五輪 男子LHトレーニング、フロインドとプレフツがトップ

作成: 12.02.2014 21:29 / cy

ソチ五輪で、2/9(日)に行われた白熱のノーマルヒル戦を終えて、2日間の休みをはさみ、水曜(2/12)夜にラージヒル最初の公式トレーニングが行われた。

ソチ五輪のジャンプ競技が行われるルスキエゴルキ・スキージャンプセンターのラージヒル(HS140)は、大部分の選手にとって初めてのジャンプ台だ。昨冬のワールドカップ・ソチ大会では、ノーマルヒル戦しか行われなかったからだ。

このラージヒルでの最初のトレーニングは、すんなり始まったわけでは無かった。強風のため、まずは開始が30分遅延され、当初は3ラウンド予定されていたのも2ラウンドだけ行われることになった。

 

未だに変わりやすい風が吹く中で行われた1ラウンド目で、最高のジャンプを出したのは、ドイツのセヴェリン・フロインド(132.5m)だった。ノーマルヒルでは、トレーニングで好成績を出してメダル有力候補の一人と見なされていたフロインドだったが、本戦1回目の転倒で惜しくもメダル獲得のチャンスを逃してしまった。

1ラウンド目の2位は、127.5mのミヒャエル・ハイボック(オーストリア)、3位は127m飛んだアンドレアス・ヴェリンガー(独)だった。

 

開催国ロシアのデニス・コルニロフが131mの好成績を出したかたわら、同胞のミハイル・マクシーモチキンは117.5mのジャンプを見せ着地した後に転倒し搬送された。

 

2ラウンド目では、ノーマルヒルの銀メダルを取ったペーター・プレフツ(スロベニア)が、131.5mのジャンプで強さを見せつけた。プレフツは1回目も125mの好成績だった。プレフツに続く2位となったのは、ドイツのマリヌス・クラウス(125m)だった。スイスのグレゴア・デシュヴァンデンは、今日の最長飛距離の132mを出したが、有利な天候条件だったために3位となった。

 

ノーマルヒルのオリンピック金メダリスト、カミル・シュトッホ(ポーランド)は127.5mと123.5mのジャンプで、トップ3には入らなかったものの、今日も上位に着いた。シュトッホは2回目の着地時に転倒したが、自力で退場することもできて、大きな怪我は負わなかったようだ。

ソチ五輪ノーマルヒルで既に銅メダルを受賞したアンダース・バルダル(ノルウェー)は122.5mと114 mだった。

 

日本チームは、清水礼留飛が127mと125mで2ラウンドとも好成績を出し、伊東大貴(1回目124m)と渡瀬雄太(2回目125m)も上々の結果を見せた。葛西紀明は今日のトレーニングに参加しなかったが、今日の結果から、日本勢は団体戦のメダルに期待が持てそうだ。

 

次のトレーニングは2/13(木)18:30(日本時間、翌2:30)から、予選は2/14(金)、そしてラージヒル本戦は2/15(土)に行われる予定となっている。

 

ソチ五輪LH男子トレーニング2/12:結果(PDF)

 

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差は-8時間です。

 

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