01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ソチ五輪ノーマルヒル戦の予選でミヒャエル・ハイボック(オーストリア)が優勝した。ハイボックは101.mで128.6ポイントを出し、2位のアンドレアス・ヴァンク(独)に0.7ポイント差だった。
「このジャンプ台が好きだし、僕達は良いチーム。この新しいジャンプ台は僕の相性に合っているから、オリンピックの試合がここで行われて嬉しい。もちろんメダルを望んでいる。本戦でも今日とまったく同じようにやろうと思う。自信はある。」と、ハイボックは確信を持って語った。
ヴァンクはもっと上を望めるか
アンドレアス・ヴァンクは今日の最長飛距離である102.5mのジャンプを見せた上でも、更なる改良の余地について話した。「今日のジャンプは良かったけれ ど、踏み込みの所でもっと上手くできるはず。それでも、また一歩前進できた。銅メダルは狙えるかもしれないけれど、30位っていうこともあるかもしれないし、何でも起こり得る。」
日本の清水礼留飛は予想以上の健闘で101.5m、126.2ポイントを取り3位に着いた。同じく期待以上だったのは、4位になったノルウェーのアンダース・ファンネメル(100.0m、124.6ポイント)と、その0.9ポイント差で5位になったポーランドのマ チェイ・コット(98.5m)だった。
オリンピックに体勢を整えたコウデルカ
ロマン・コウデルカ(チェコ)もオリンピックに臨んで再び調子を取り戻したようだ。コウデルカは99.5mで121.3ポイントを獲得し6位になった。同じくチェコのヤーン・マトゥラも118.5ポイントで8位になり、7位の竹内択にわずか0.6ポイント差だった。
竹内はインタビューに答えて、「日本チームの雰囲気は素晴らしい!それは我らのレジェンド、葛西が居てくれるからというのが大きい。彼はチームにすごく良い影響力を持っている。」と、とりわけ98.5mを飛んだチームメイトの葛西紀明について語った。
トーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)は、また怪我からの復帰直後というのが信じられない結果を出した。クルム大会での大転倒の数週間後にも関わらず、118.3ポイントで予選9位に入り、堂々の本戦出場を決めた。
ヤコブ・ヤンダは117.0ポイントで、チェコ選手で3人目のトップ10入りとなった。
フロインドとシュリレンツァウアーも強い
既に本戦出場が決まっているシード選手の中で、特にセヴェリン・フロインド(独)とグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)が共に104.0m飛んで強さを見せつけた。W杯総合首位に立っているカミル・シュトッホ(ポーランド)は100m丁度だった。
まだ完璧に納得がいかないのはスロベニア勢だろう。ペーター・プレフツは101.5mでフロインドとシュリレンツァウアーに対抗する見込みがあるものの、イェルネイ・ダムヤンは14位に甘んじなくてはだった。31位になったユーリ・テペシュは風の運がついていなかった。本戦進出は決まっているロベルト・クラニエツだが、ここオリンピックのジャンプ台には嫌われているようで、金曜のトレーニングに続き今日も転倒してしまったが、怪我は負わずに済んだ。
韓国選手も予選通過
予想外の健闘を見せたのが、二人の韓国選手、キム・ヒュンキ(16位)とチェ・ヒンチュル(18位)、そしてカナダのマケンジー・ボイド=クローズ(21位)だった。
キムと同点で16位になったリヒャルト・フライターク(独)は、「納得できるジャンプじゃなかった。まだまだ改善しなくてはいけないところがあるけれど、特に踏切動作が問題。説明するのは難しいけど。」と語った。
開催国のロシア・チームは少なくとも頭数は揃えて試合に臨めそうだ。イルミア・ハゼトディノフ(18位)、デニス・コルニロフ(24位)、ミハイル・マク シーモチキン(29位)、そしてアレクセイ・ロマショフが本戦出場を決めた。
アホネン、引退は考えていない
ジャンプ週間の優勝記録保持者であるヤンネ・アホネン(フィンランド)も、アメリカのアンダース・ジョンソンに続く27位につき、本戦進出となった。「ここでのジャンプは難しいけれど、トレーニングより上手くいった。今日の飛距離はそんなに良くなかったが、最後は追い風が手伝ってくれた。」とアホネンは語り、 同時に先のことにも目を向けて「僕はこのシーズンで引退はしない。ソチの次のオリンピックに出るかは分からないけれど、W杯の試合にはまだ参戦する つもり。」と話した。
アメリカ・チームはジョンソンの他に、ピーター・フレネットとニック・アレクサンダーが予選を通過した。
ギリシャ、ルーマニアは予選通らず
少なくともノーマルヒルではオリンピック本戦出場の夢が果たせなかったのは、ギリシャのニコ・ポリクロニディスとルーマニアのソリン=ユリアン・ピティー等だ。「もちろんオリンピック本戦出場は夢だったけれど、予選通過するのが難しいのは分かっていた。トレーニングではもう少し良かったから残念だ。」とは、ポリクロニディスの談だ。
ノーマルヒル本戦は2/9(日)18:30(日本時間、翌2:30)から行われる。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差は-8時間です。