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イラシュコ=シュトルツが高梨に挑む!

作成: 08.02.2014 17:22 / cy

ソチ冬季オリンピック(ロシア)で、女子スキージャンプ最初のトレーニングは高梨沙羅、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)が優勢だった。3ラウンド中、2回のジャンプでイラシュコ=シュトルツがトップ、1回がW杯総合首位の高梨がトップ、という意外な結果だった。

 

「ここに来る前は、あんまり雪が無いと聞いていたけれど、充分にあって安心した。」と高梨はソチの印象を語り、「今季から女子ジャンプもオリンピックの正式種目になってとても嬉しい。オリンピック選手村は本当にとても楽しくて、ご飯も凄くおいしい。サラ・ヘンドリクソン(米)が戻ってきてくれたのもとても嬉しい。これでもっとモチベーションが上がる。」と話した。

 

 

コンスタントに好調なヴティッチと伊藤

マヤ・ヴティッチ(スロベニア)、伊藤有希(日本)、カリーナ・フォクト(独)は、順繰りに3位に着いたが、特にヴティチと伊藤は全体に渡って好調な結果を出した。カリーナ・フォクトは「1回目と3回目のジャンプはうまくいったが、2回目では踏み切る時が遅すぎた。何色のメダルでも取れれば嬉しいけれど、4位・5位だったとしても良い成績だと言える。とにかく、2回とも良いジャンプができるように集中するだけ。」

 

 

先が見えないアワクモワ
イリーナ・アワクモワ(ロシア)は、今日の一番良かった回で15位と、大きな課題を抱えている。「今日はあんまり良くなかった。もっと良く飛べるはず。」とアワクモワは話し、「子供がトレーニングできるようなジャンプ台がもっと必要。ここソチの施設はトップレベルの選手のために作られている。でも、初心者向きのジャンプ台があれば、もっと多くの人がこのスポーツに興味を持ってくれるのでは。」と、彼女の故郷ロシアでのスキージャンプの人気を高めるアイディアを語った。

フランスのコリーヌ・マテルは大健闘の5位に1度ついたものの、その他の2回ではトップにはかなり離されてしまった。 「1回目のジャンプは多分今シーズンで最悪の出来だった。他の2回はまぁまぁだった。このジャンプ台に慣れるまでにあまり時間がかからないことを祈っている。自分の助走姿勢には満足しているけれど、上半身の力をもう少し抜かないと。」とマテルは語った。

 

大興奮の最年少ジャンパー
女子ジャンプで最年少の参戦は、ドイツのジャニナ・エルンストだ。チームメイトのウルリケ・グレッスラーが体調不良で欠場の中、エルンストは25位に着いた。「言葉で表せないほど興奮している。オリンピックは本当に特別!」とエルンストは参戦を喜んだ。

アツコ・タナカ(カナダ)は、4位、8位、6位に着いて、オリンピック本番を前に調子を取り戻したようだ。

 

 

ヘンドリクソン復帰
膝の大怪我で欠場していたサラ・ヘンドリクソン(米)は、今回のソチ五輪でカムバックを果たしたことになるが、やはりトップ10入りはかなわなかった。「助走のスピードが足りなかった。自分が思ったようなジャンプはできなかった。でも幸運にもトレーニングのチャンスはあと2回あるから、そこでもっと良い方向に持っていけるようにしたい。」とヘンドリクソンはインタビューに答えた。

 

 

2回目の女子ジャンプ・トレーニングは、2/9(日)12:00(日本時間20:00)より行われる予定だ。

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差は-8時間です。

 

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