01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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オリンピック前の最後の前哨戦となるヴィリンゲン大会
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今回がヴィリンゲン(独)で行われる22、23回目のワールドカップ個人戦となる。ヴィリンゲンで個人戦2試合が一つの週末に行われるのは2003年以来はじめてだ。
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このヴィリンゲン大会が、ジャンプ選手がソチ・オリンピックに旅立つ前の最後のW杯戦となる。
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1994/95年に初めて行われたヴィリンゲン大会の勝者は、アンドレアス・ゴールトベルガー(オーストリア)だった。これまでヴィリンゲンで最も多く優勝を飾っているのは3回優勝した葛西紀明だ(1999年に2回、2003年に1回)。
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今回勝てば、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)も葛西に並ぶことができる。葛西とシュリレンツァウアーの他には、スヴェン・ハンナヴァルト(独)、アンドレアス・ビドヘルツル(オーストリア)、ヤンネ・アホネン(フィンランド)が、ヴィリンゲンで1勝以上を果たしている(各2回優勝)。
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前回のヴィリンゲン大会ではアンダース・バルダル(ノルウェー)が優勝し、2位がロマン・コウデルカ(チェコ)、3位が伊東大貴(日本)だった。
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最後にドイツから出た優勝者は、2011年のセヴェリン・フロインドだった。
今季は突出した勝者が出ていない
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先週日曜(1/26)の札幌大会2戦目でイェルネイ・ダムヤン(スロベニア)が優勝し、今季14人目の個人戦勝者となった。その数は、同じく14人の優勝者を出した2002/03年のシーズン以来最多となった。
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それより多い勝者を出したワールドカップシーズンは、「優勝者16人」という記録を出した1979/80年だけである。
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今季の個人戦優勝者は8つの国から出ており、同じく8ヶ国から勝者が出た1986/87年以来の多国籍さである。
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1983/84年のW杯シーズンでは9ヶ国から優勝者が出て、1979/80年にも8ヶ国の選手が個人戦優勝を果たした。
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今季は個人戦で3回以上優勝した選手は皆無だ。これまで全33回のワールドカップシーズンで、いつも最低一人は3回以上優勝した選手が出ていた。
今季これまでに2勝を挙げているのは、ペーター・プレフツ(スロベニア)、トーマス・ディートハルト(オーストリア)、カミル・シュトッホ(ポーランド)、そしてグレゴア・シュリレンツァウアーの4人だ。
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ダムヤンは、2013/14年シーズンで初めてのラージヒル戦2連勝を果たせるかもしれない(シュリレンツァウアーは、クーサモとリレハンメルで連勝したが、リレハンメルはノーマルヒルだった)。最後にラージヒルで2連勝を挙げたのはカミル・シュトッホだった(2013年3月、クオピオ/トロンハイム)。
好調なスロベニア勢
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この間の札幌大会2試合で表彰台に上がった計6人のうち、土曜(1/25)の3位以外、5人までがスロベニア人だった。
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日曜(1/26)の結果は、スロベニア勢が上位3位独占というW杯史上初めての快挙だった。
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今季W杯でスロベニアは、個人戦で3回優勝している。前シーズンも3勝だった。1997/98年(4勝)と1996/97年(7勝)の2シーズンだけは、4勝以上を果たした。
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これまでのヴィリンゲン大会個人戦でスロベニア選手が優勝したことは無い。表彰台に上がったことがあるのは、ダムヤン(2007年3位、2008年2位)、ロベルト・クラニエツ(2003年3位)、プリモジュ・ペテルカ(1997年3位)の3人だ。
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今季のスロベニア勢は11回表彰台を挙げている(1位3回、2位5回、3位3回)。1997/98年だけはそれを以上(14回)で、昨シーズンも11回だった。
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今季の11回のうち7回はプレフツが表彰台に上っている。それより多くワンシーズンに表彰台を果たしたスロベニア人はペテルカだけで、1997/98年に10回(1位4回、2位5回、3位1回)、1996/97年には14回(1位7回、2位3回、3位4回)表彰台に上がった。
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個人戦の功績だけでなく、団体戦でも、今季2回の試合で両方スロベニア・チームが優勝している。
シュリレンツァウアーはあと1勝でニッカネンを越える
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シュリレンツァウアーは今シーズン前半、クーサモ大会とリレハンメル大会の2試合で優勝している。
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シュリレンツァウアーがヴィリンゲン大会で優勝できれば、今季3勝目となり、「8シーズンにわたり各シーズン3回以上優勝」というW杯新記録樹立となる。シュリレンツァウアーは2006/07年以来、各シーズン3勝以上を達成している。
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シュリレンツァウアーは今のところ、「7シーズンにわたり各シーズン3勝以上」という記録をニッカネン(1981/82年から1987/82年達成)とタイで保持している。