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高梨沙羅、ジュニア世界選手権で優勝

作成: 28.01.2014 21:43 / cy

高梨沙羅が3連覇!

今季のW杯女子スキージャンプで、ほとんど全ての試合で優勢な高梨だから、本当はまだまだ若くて、FISジュニア世界選手権に参加できる17歳であることは忘れられがちだ。

イタリアのヴァルディフィエンメで行われているFISジュニア世界選手権で、高梨は3連覇という記録を達成した。高梨は既に、2012年のエルズルム大会(トルコ)と2013年のリベレツ大会(チェコ)でも優勝している。

高梨は、1回目で100.5mの飛距離を出し、2位のマテル(仏)に余裕の8ポイント差をつけて、既に圧倒的な勝利への足元を固めていた。

ファイナルで高梨は同じく100.5mのジャンプを見せた。再び100.5m、再び他を寄せ付けぬ飛距離、そして再びジュニア世界チャンピオンとなった。「今日のジャンプはこれ以上無いぐらい上手くいって、この結果を出せてとても嬉しい。ソチ・オリンピックに向けて準備は完璧。」と、高梨は試合後にインタビューに答えた。
 
高梨は合計262.9ポイントで、2位のコリーヌ・マテル(96.5m、97m、合計246.2ポイント)に堂々の14.2ポイント差だった。 ノルウェーのマーレン・ルンドビー(96.5m、97m、合計246.2ポイント)は1回目の5位からファイナルで3位にまで追い上げた。

マテルは、「結果には満足しているが、今日の自分のジャンプには納得していない。それでも2位に着けたということは、調子が良くなっているという事で、それはそれで良いことだ。」と語った。


マーレン・ルンドビーは、トレーニングでは調子が出なかった分、試合では理想的な展開となった。「すごく嬉しい。トレーニングの時には上手くいかなかったけれど、もっと良く飛べるはずだと信じていた。試合で本当にそれが証明できて幸運なことだと思う。」


高梨のチームメイト、伊藤有希は惜しいところで狙っていた表彰台を逃してしまった。96.5mと94mで合計241.2ポイントとなり4位に着いた。5位はドイツ勢トップだったカタリーナ・アルトハウスだった。6位はウルサ・ボガタイで、スロベニア勢で最高位を取った。ジュリア・クレアが7位、レア・ルマーレが16位に入り、フランス・チームにとってはまずまずの試合結果となった。

女子ジュニア世界選手権・個人:結果(PDF)
 
 
国際スキー連盟(FIS)のルールによれば、1996年生まれの高梨は、2015/16年のジュニア世界選手権まで参加資格があるということになる。そう考えると、高梨は理論的にはこのジュニア世界チャンピオンのタイトルを5回制覇することが可能なのだ。


ジュニア世界選手権は、木曜(1/30)8:45からの女子団体戦、そして18:00からの男子個人戦へと続く。



ジュニア世界選手権スケジュール(プレダッツォ・ヴァルディフィエンメ)

 

 

※注)表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本との時差はマイナス8時間です。

 

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