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ジャンプ週間インスブルック大会 ファンネメルが予選1位

作成: 03.01.2014 21:17 / cy

第62回スキージャンプ週間の3回目の試合に向けて、今日(1/3に)行われたインスブルック大会予選で、アンダース・ファンネメル(ノルウェー)が予想外の1位となった。ファンネメルは127.0mのジャンプで126.8ポイントを獲得し、123.5m飛んだ現在ジャンプ週間総合ランキング1位のトーマス・ディートハルトに0.4ポイント差で勝った。

ファンネメルは予選優勝者に贈られる2,000ユーロの特別賞を手にしたが、明日1/4(土)のファーストラウンドのノックアウト戦で対戦する相手がトーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)となれば、喜びもそこそこだろう。 ジャンプ週間総合ランキング2位に着いているモルゲンシュテルンは、オーバースドルフ大会で優勝したシモン・アマンと共に予選に参加しなかった。それによって、アマンはノックアウト戦でトーマス・ディートハルトと対決することになった。

 

ベルクイーゼルジャンプ台で予選3位になったのはヴォルフガング・ロイツルで、地元オーストリアのヒーローがもう一人加わった。ロイツルは126.5m・124.4ポイントで、127.0m飛んで4位になったドイツ勢トップのマリヌス・クラウスに3.2ポイントの差をつけた。アンダース・バルダル(ノルウェー)は123.5mのジャンプで0.1ポイント足りず5位に着いた。W杯総合ランキング1位のカミル・ストッホ(ポーランド)は、122.0mで6位、続く7位はトップ10中3人目のノルウェー選手、アンデッシュ・ヤコブセンだった。8位はスロベニアのヤカ・フヴァラ、予想外に9位に入ってきたのはロシアのデニス・コルニロフで、10位がペーター・プレフツ(スロベニア)だった。ガルミッシュ大会でファイナルを逃したセヴェリン・フロインド(独)はいくらか調子を戻した様子で11位に着き、12位はスロベニアのトーマス・ナグリッチ、13位がポーランドのクレメンス・ムランカだった。

 

シモン・アマンが不在の中、グレゴア・デシュヴァンデンがスイス勢トップとして14位に入り、ポーランドのダヴィエ・クバツキが15位だった。ベテラン葛西紀明が今回は28位と伸びなかったものの、伊東大貴と渡瀬雄太が16・17位に入り、日の丸を掲げた。ドイツのカール・ガイガーは、コーチのヴェルナー・シュスターによってマルティン・シュミットを押しのけ予選出場選手に選ばれたが、同郷のアンドレアス・ヴェリンガーに続く22位で、フィンランドのアンシ・コイブランタと同点だった。凱旋試合でも調子が出なかったグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)は26位となり、土曜のノックアウト戦では一番手として、ロシアのイルミア・ハゼトデイノフと対戦することになる。

 

最有力のモルゲンシュテルン対ファンネメル、アマン対ディートハルトの対戦だけでなく、元ジャンプ週間総合優勝者同士のヤンネ・アホネン(フィンランド)とアンドレアス・コフラー(オーストリア)の対決も見ものだ。リヒャルト・フライターク(独)はルネ・ヴェルタ(ノルウェー)と戦うことになり、ヤン・ジオブロとクレメンス・ムランカは、ポーランド人同士の対決となる。3回連続で本戦出場を決めたロナン・ラミー=シャブイ(仏)はオーバースドルフ大会3位のペーター・プレフツ(スロベニア)と対峙することになる。カミル・ストッホは、カナダのマッケンジー・ボイド=クローズとの対戦で余裕の構えで、予選で伸びなかった竹内択はアンダース・バルダルとの対決で苦戦が予想される。

 

インスブルック・ベルクイーゼルでの本戦は、1/4(土)14:00(日本時間の22:00)から行われる。主催者によると、本戦入場券は既に完売したとのことだ。

 

ジャンプ週間インスブルック大会予選・結果(PDF)

本戦スタートリスト - ノックアウト戦

 

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