01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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12/21(土)のW杯エンゲルベルク大会で、ヤン・ジオブロ(ポーランド)が驚きのW杯初優勝を果たした。22歳のジオブロは、チームメートのカミル・ストッホとアンダース・バルダル(ノルウェー)を7,000人の観衆の前でしのぎ、1位となった。
既にファーストラウンドでジオブロが134.0mで首位に着いていた。ファイナルでは141.0mの素晴らしいジャンプで275.4ポイントを獲得 し、2位のストッホに6.2ポイントも差をつけた。ラージヒルの王者ストッホは、先週末のティティゼー=ノイシュタット大会でも1位と2位を取っている が、今日は129.0mと137.5mを見せ、ますますジャンプ週間の優勝候補の呼び声が高くなってきた。それはノーマルヒルの世界チャンピョン、アン ダース・バルダルにも言えることで、131.0mと140.0mのジャンプで268.3ポイントを出し、今冬既に3回目の表彰台となった。
今 日の勝者、ヤン・ジオブロは優勝を果たして感無量だった。「僕にとって最初のワールドカップ優勝で、言葉も出ない。今日の朝、起きた時に、ここで勝てたら どうだろう、なんて思っていたんだ。それが本当になってしまった。ファーストラウンドでかなりの確信が持てていて、その成績をただただファイナルでも繰り 返したかっただけ。今日のことはこれからの一生で絶対に忘れられないだろう。」
ジオブロのチームメートのカミル・ストッホも嬉しすぎるぐら いだ。「本当に嬉しい!今日はポーランド・チームにとっていい日になるって予感がしていたんだ。とは言ってもこんな事になるなんて正直思っていなかった。 最初のジャンプはリラックスしきれなくて、あんまりうまくいかなかった。」
アンダース・バルダルは少し葛藤が見える。「全 体的にみたら、自分の成績に満足している。でも、まだまだ着地を改善しなくてはだめだ。だからジャンプの後も満足したように見えなかったと思う。今日は何 人かのジャンパーは追い風を受けたけど、それはスキージャンプには付き物。願わくば、ポーランド・チームが今日一晩中お祭り騒ぎしてくれて、明日は勝てる と良いのだけど。」
オーストリアのトーマス・ディートハルトは、予想外の3位入賞をほんの僅差で逃してしまった。ディート ハルトは129.5mと135.5m飛んだが、わずか0.3ポイント表彰台に足りなかった。2006年のジャンプ週間総合優勝のヤコブ・ヤンダ(チェコ) は261.7ポイントで5位に着き、前回のW杯シーズン以来、一番良い成績となった。ピオトル・ジッラとクレメンス・ムランカが6位と7位を占めて、ポー ランド・チームの素晴らしい成績に更に貢献した。予選1位だったヴォルフガング・ロイツルは8位になり、今シーズン初のトップ10入りを果たした。オレマ リウス・イングバルドセンとアンダース・ファンネメルが9位と10位で、ノルウェー・チームにとって、これまでよりは良い成績となった。
こ れまでずっと、飛躍的な強さを見せていた日本勢のジャンプ週間までの欠場で、地元スイスの英雄シモン・アマンが目をみはる追い上げをみせた。28位からな んと11位まで追い上げた。その半面、ドイツ勢は期待にも関わらず伸びなかった。アンドレアス・ヴァンクが13位でドイツ勢トップ、その後はアンドレア ス・ヴェリンガーが25位、カール・ガイガーが28位、というのがドイツスキー連盟チームのファイナルの結果となった。トップ・ジャンパーのセヴェリン・ フロインド(独)は転倒してしまい、ファーストラウンドで既にあきらめなくてはならなかった。
スロベニア勢もジャンプ週間 を前にして、目標は遠い。ペーター・プレフツとロク・ユスティンは15位と16位で満足しなくてはならなかった。ジャンプ週間優勝記録保持者のヤンネ・ア ホネン(フィンランド)は23位だったが、W杯優勝記録保持者のグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)よりは上位に着いた。シュリレンツァウ アーは27位で、これまでのシーズン中最悪の成績で、今季最初のハイライトを目前にして、ベストコンディションを逃してしまった。
12/22(日)14:00(日本時間22:00)から、クリスマス前最後の試合が行われる。