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W杯ヒンターツァーテン大会でも高梨が優勝!

作成: 21.12.2013 14:40 / cy

オリンピックが開催される今季、日本の高梨沙羅が、ワールドカップ2試合目においても優勝した。ドイツ・黒い森のヒンターツァーテン大会で、17歳の高梨は101.0mと105.0mのジャンプを見せ、266.8ポイントを獲得し、2位のダニエラ・イラシュコ=シュトルツと3位のイリーナ・アワクモワに差をつけた。

少なくとも一回目は、イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)も高梨と同じ飛距離を出し、わずか4.6ポイント差でついて行っていたが、ファイナルでは99.5m、252.4ポイントで追いつけなかった。 ロシアのアワクモワ(22歳)は、先週のユニバーシアード・トレンティノ大会個人で銅メダル、混合団体戦で金メダルの成績で、今日のファイナルで101.0m、247.0ポイントを取って3位になり、彼女にとって初のW杯表彰台となった。98.5mだった一回目が終わった時点では、アワクモワは4位についていた。

 

優勝者・高梨は試合後喜びを語った。「自分のジャンプが優勝に見合う出来だったのはとても嬉しい。このジャンプ台はすごく気に入っているから、明日の試合も楽しみにしている。」

 

それに対し、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは、金曜のトレーニング中の転倒で右膝の十字靭帯断裂を受けたチームメート、ジャックリーン・ザイフリーツベルガーのことが頭から離れない。「今日は、ジャックリーンの怪我の事があって気分がすぐれなかった。もちろん2位はとても良い成績だけれど、去年ここで怪我した自分のことも思い出してしまって、冷静でいられなかった。ジャックリーンはとても良いコンディションで、ここで勝てるチャンスも大きかった。私たちの小さなチームとしてはこの後退は痛手。チーム一同、ソチ・オリンピックに目を向けられるようになるには数日はかかると思う。」

 

イリーナ・アワクモワは、今日の結果にとても満足そうだ。「今日は2回とも良いジャンプができたし、表彰台に立てて嬉しい。本当はこのジャンプ台があんまり好きでは無かったけれど、今はその思いも変わってしまった。」

 

ノルウェーのヘレナ・オルソン=スメビーは、9ポイント弱の差で4位になった。30歳の彼女にとって、今回がやっと2回目のW杯出場でしかも最高成績となった。スロベニアのマヤ・ヴィティッツは一回目の時点では3位に着いていたが、ファイナルでは236.4ポイントで5位となってしまった。日本勢で高梨の次に成績を上げた伊藤有希は0.2ポイント差で6位、ドイツ勢のトップだったカリーナ・フォクトは235.6ポイントで7位に着いた。ヴィティッツの同胞エマ・クリネッチと、二人のアメリカ人、リンジー・ヴァンとジェシカ・ジェロームがトップ10に入った。

 

ミヒャエラ・ドレシャロヴァがチェコ・チームに11位、テイラー・ヘンリックがカナダに12位をもたらした。フランスのジュリア・クレアとコリン・マテルは13位と15位で、今回は優勝争いには参加できなかった。ドイツ・チームは、アンナ・ヘーフェレが16位、カタリナ・アルトハウスが18位、ロマーナ・シュトラウプが21位で可もなく不可もなくの結果となった。リレハンメル大会では大健闘で3位だったジャニナ・エルンスト(独)は、今回は29位となった。

 

12/22(日)に、ヒンターツァーテン大会の第2試合が行われる。

 

  

W杯女子ヒンターツァーテン大会12/21試合・結果(PDF)

 

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