01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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イェルネイ・ダムジャンが、FISグランプリ総合首位奪取に一歩近づいた。129.5mと、この日の最長飛距離139.5mを飛び、スロベニアのダムジャンはアルマティ大会初戦で2位。優勝は、ノルウェーのアンダース・バルダルで、131mと135.5mを飛んで263.0ポイントを獲得した。
「もちろん満足している」2012ワールドカップ総合優勝のバルダルは、競技終了後語った。「トレーニングほどいいジャンプはできなかったが、それでも高いレベルだった。トレーニングでは、今日よりもっといい感触のジャンプができた。ソチのジャンプ台とここアルマティのジャンプ台は似ているから、これでソチ五輪の優勝候補の一人に入ったかもしれないね。いいことだ。ヒンターツァーテンとクリンゲンタールの大会も出場する予定だ。」
意外にも、3位にはチェコのアントニン・ハイェックが入った。131.5mと135mでトータル247.6ポイントを獲得し、グランプリでは2006年の白馬大会以来、通算3度目の表彰台を達成。26際のハイェックはこの結果に満足で「2本ともとてもいいジャンプだった。1本目前はとてもリラックスしていて、トレーニングと同じくいいレベルのジャンプができた。1本目5位から3位に浮上できたのだから、2本目はずっといいジャンプだったということだ。」
バルダルは、この夏グランプリ大会4戦に出場して、優勝2回、3位1回。ダムジャンもこの夏3回目の表彰台として、総合首位のアンドレアス・ヴェリンガー(GER)との差を縮めた。スロベニアのダムジャンは、ヴェリンガーをわずか1ポイント差で追っており、明日日曜日の大会で29位以上の結果を出せば総合首位に浮上する。
「とても満足だ」とダムジャン。「火曜日からここでトレーニングをしていて、最初のトレーニングでのジャンプはとても良かったが、昨日と今日のトライアルラウンドではいいジャンプはできなかった。今日の本戦でいいパフォーマンスができてとてもうれしい。2本目はとても良かったので、明日の大会につなげたい。」
またバルダルも、総合首位との差はわずか67ポイントで、依然として総合優勝の可能性を残している。
ニジニ・タギル大会で6位入賞を果たした日本の清水礼留飛は、惜しくも1ポイント差で表彰台を逃して4位。今季のグランプリでのベストリザルトを出し、昨年のアルマティ大会と同じ4位だった。また、オリ・ムオトカもうれしい結果となった。この日243.1ポイントでの5位は、キャリアベストであり、不振にあぐフィンランドチームにとってのかすかな望みの光となった。ディミトリ・ヴァシリエフ(242.6ポイント)が好調さを証明する6位でロシア勢トップ。マティアージュ・プンゲルター (7位; 242.0ポイント)も、この夏の好調さを続けている。
ドイツチームのベストリザルトは、マキシミリアン・メヒラーの8位。マルティン・シュミットは、またも目標の10位以内に入れず14位。スロベニアの若手アンドラージュ・ポグライツは1本目2位につけたがファイナルのプレッシャーに勝てず、238.3ポイントで9位。グレゴー・デシュヴァンデンがスイス勢トップの11位に入り、若手台頭をアピール。マルコ・グリゴリも1本目10位といい順位につけたが、ファイナルラウンドで転倒して、上位入賞を逃した。
ノルウェーチームでは、優勝のアンダース・バルダルから他の選手が大きく離された。ルネ・ヴェルタが13位、アンドレアス・スティエルネンが19位、トム・ヒルデ22位と、期待に応えられなかった。アメリカのニコラス・アレクサンダーは、安定したパフォーマンスを続け、ニジニ・タギルでの2戦とも14位につづき、この日15位。地元カザフスタンのファンにとっては残念な結果となり、カザフスタンチーム出場5人とも、2本目に進むことができなかった。