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ビエグン グランプリ初優勝

作成: 24.08.2013 05:29 / cy

ポーランドの19歳クシュシュトフ・ビエグンが、グランプリ 白馬大会初戦で優勝した。雨が降り続き、風が変わる状況の中、ビエグンは、1本目8位から2本目では完璧なジャンプを飛んで、グランプリ初優勝を飾った。

「個人戦で表彰台に登るのは初めてなので、もちろんうれしい。前の大会で好調だったので、ここでは上位3位から6位に入賞したいと思っていた。まさか優勝できるとは思っていなかったので、本当にうれしい。とくに2本目はとてもいいジャンプができた。」

 

1本目1位と2位につけたチームメイトのヤン・ジョブロとアレクサンダー・ズニスチョルは2本目不本意に終わり、ビエグンがその分を2本目の好ジャンプで取り戻した形となった。ポーランドチーム好調の秘訣について尋ねられたビエグンは、「それは僕にはわからない。コーチに聞いてほしい。」と答えた。

 

ベテランのシモン・アマンは、困難な状況下での経験を生かして高いレベルのジャンプを見せて2位となった。「今日表彰台に上がるのは、楽ではなかった。日本での大会は、時差への対処の仕方が重要。競技中の雨はまったく問題ではなかった。逆に温かい雨だったので、凍えることがなくてよかったほど。明日もベストを尽くして、さらに良いパフォーマンスをしたい。」と試合後アマンは語った。 

Takanobu Okabe

 

この夏のグランプリとコンチネンタルカップですでに注目を集めていたチェストミール・コジーセックは、この日3位入賞でグランプリ初表彰台を果たした。好成績に驚きをかくせないコジーセックだったが、同時に土曜日24日への意欲を語った。「ここで表彰台に立てるなんて、もちろん驚きだ。でもここ数週間好調だったので、驚きはわずか。今日2本目は大きなミスをしたので、明日はまた表彰台に立てるようにがんばりたい。」

 

日本勢トップは、葛西紀明の5位。清水礼留飛が6位にはいり、地元ファンの眼前でトップ10に二人が入ったが、期待された表彰台とはならなかった。また42歳の岡部孝信がこの日予選を通過し、28位にはいった。

 

7位にはポーランドのクレメンス・ムランカ、アンドラジュ・ポグライツはキャリアベストでスロベニア勢トップの8位入賞。チームメイトのイェルネイ・ダムジャンはこの夏のベストリザルト11位。ロベルト・クラニエツは16位、マティヤジュ・プンゲルターは18位、ユーリ・テペシュは20位に甘んじた。

 

 

ドイツ勢はトップ10入りは逃したものの、マリヌス・クラウスが13位、ダニエル・ヴェーニッヒ14位、マルクス・アイゼンビヒラーが15位となった。

 

1本目を終わって、スイスのグレゴー・デシュヴァンデンとカナダのマケンジー・ボイドクロウズは11位と12位につけ、上位入賞を狙ったが、ファイナルラウンドでは1本目同様のジャンプはできず24位と25位に終わった。

 

白馬大会は24日に2試合目が行われる。本戦スタートは、18:30予定。

 

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