01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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地元観衆の見守る中、ユーリ・テペシュがプラニッツァでの白熱したW杯ファイナルを制して、キャリア初のW杯優勝を果たした。2位はノルウェーのルネ・ヴェルタ、3位はスロベニアのピーター・プレヴィッチだった。
1本目で217mを飛び、218.2ポイントを獲得してトップに立ったユーリ・テペシュ。ファイナルラウンドでも214mを飛んで、トータル425.5ポイントを獲得してトップをキープし、初のW杯優勝を手にした。
2位はルネ・ヴェルタ。1本目207.5mで6位だったが、2本目217.5mの大ジャンプで2位に順位をあげた。423.7ポイントは、1位テペシュにわずか1.8ポイント差だった。
3位はテペシュのチームメイトであるピーター・プレヴィッチ。ヴァルディフィエメ世界選手権のメダリストは、絶好調のこの週末2度目の個人戦表彰台に立った。20歳のプレヴィッチは、218m/212.5mで422.5ポイントを獲得した。
スロベニア勢活躍
スロベニアの選手たちにとっても観客たちにとっても、すばらしい大会となった。テペシュとプレビッチ以外にも、ロベルト・クラニエツが上位入賞。206.5mと209.5mの安定したジャンプで6位となった。アンドラス・ポグライチ(186m/185.5m; 350.8ポイント)も健闘して、24位となった。
ヴェルナー・シュスター ヘッドコーチ率いるドイツの2選手も、トップ10入りを果たした。セヴェリン・フロインド(206.5m/205.5m; 404.9ポイント)とミヒャエル・ノイマイヤー(209m/204.5m; 401.8ポイント)が、9位と10位に入った。リヒャルト・フライタークは不調で20位。アンドレアス・ヴァンクはファイナルラウンド175.5mを飛んだあとに着地で転倒、30位に終わった。
この日、オーストリア勢は一人もトップ10入りできなかった。グレゴア・シュリーレンツァウアー(198.5m/210m; 400.7ポイント)がオーストリア選手トップの11位。ヴォルフガング・ロイツル(207.5m/194.5m; 393.5ポイント)も1本目での7位を維持することができず14位。マルティン・コッホは15位だった。ステファン・クラフトは22位、マニュエル・フェットナー23位、そしてミヒャエル・ヘイベクは29位だった。
22日と同じく、ポーランド勢トップはピオトル・ジーラ。26才のジーラは409.6ポイントで5位となった。マルティン・コッホも最終戦でトップ10入りを果たし、8位だった。マチェイ・コットとダヴィド・クバツキーは、それぞれ18位と21位だった。
葛西紀明の優れたパフォーマンス
日本の葛西紀明は、プラニッツァでのW杯ファイナルのヒーローの一人となった。ベテラン葛西はトライアルラウンドで転倒したにも関わらず、本戦への出場を決行。2本目見事な217.5mを飛んで、順位を9位から一気に4位にあげた。チームメイトの伊東大貴は17位、竹内拓は28位だった。
ロシア人選手としてはただ一人の出場者だったデニス・コルニロフは、ロベルト・クラニエツと6位を分け合う健闘を見せ、自身の今季ベスト成績とした。またチェコ勢も健闘して、ヤン・マトゥラ (12位)、ルカシュ・フラヴァ(19位)と、二人ともトップ20に入った。
トロフィーはシュリーレンツァウアーとノルウェーチームに
2012/13シーズンのW杯総合優勝は、1620ポイントを獲得したグレゴア・シュリーレンツァウアーが手にした。アンダース・バルダル (999ポイント)が2位、カミル・シュトッホ(953ポイント)が3位と、それぞれ順位をキープしてシーズンを終了した。
また、トータル544ポイントをあげて、シュリーレンツァウアーはスキーフライングW杯でも優勝。2位はロベルト・クラニエツ(407ポイント)、3位はアンドレアス・スティエルネン(313ポイント)だった。
ネーションズカップは、ノルウェーがオーストリアをわずか6ポイント上回って、逆転優勝を飾った。