01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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この日の団体戦の前には誰も予想しなかったことである。最有力候補のスロベニアをノルウェーチームは底知れぬ強さで打ち破った。オーストリア、スロベニアをよそにアレックス・シュトックルの選手たちはFISチームツアータイトルと賞金10万ユーロを手にした。
団体戦開始前にはスロベニアは40ポイント以上リードしていた、しかしファーストラウンド2グループですでにリードを奪われ、最終的にアンダース・バルダル、トム・ヒルデ、アンドレアス・スティルネン、アンダース・ヤコブセンによって11.2ポイント差で優勝を決めた。
ノルウェー選手は強烈な強さを見せ、トータルで1577.1ポイントでチームツアー最後にスロベニアチームを抜去った。28歳の誕生日を迎えたアンダース・ヤコブセンは206mと212m、407.6ポイント、トム・ヒルデも飛距離をのばし、203.5mと204m、アンダース・バルダルが209.5mと198.5m、アンドレアス・スティルネンは209.5mと198.5mだった。
「チームツアーを勝てただけではなく、自分たちが良いジャンプを見せることが出来たので本当に嬉しい。どうやって賞金10万ユーロを分けるかまだ決めていないが、あとでみんなで考えたいと思う。まだ世界選手権個人のメダルがないのでヴァルディフィエメではメダルを取れるようなジャンプがしたい。」とバルダルは話した。
オーストリアチームはウィリンゲンでは表彰台を逃したが、オーベルストドルフでは2位。4選手(シュテファン・クラフト、ヴォルフガング・ロイツル、マルティン・コッホ、グレゴア・シュリーレンツァウアー)全員が安定したジャンプをみせてトータル1529.3ポイント。W杯リーダのグレゴア・シュリーレンツァウアーは192mと202.5mで最高の調子とは言えなかった、しかし若手シュテファン・クラフトは205.5mと208mのジャンプを見せ403.4ポイントをスコアした。オーストリアはチームツアーで3位入賞を果たした。
「自分たちのベストを尽くした、しかしラッキーさもなかったと思う。ウィリンゲンですでに優勝を逃していた。チームメイトがジャンプするときは本当にエキサイティングで祈るような気持ちだ。ヴァルディフィエメではラージヒルの団体戦にぜひ出場したい。」とクラフトは話した。
3位には惜しくもチームツアー優勝を果たせなかったスロベニア。211mと212.5mの素晴らしいパフォーマンスを見せたロベルト・クラニエッチがいたにも関わらず、ユーリ・テペシュ、ヤカ・フヴァ、ペーター・プレヴィッチは最終的に1523.6ポイントに終わった。「勝てなかったのは仕方がない、時には勝ち、時には負ける、それがジャンプスポーツだと思う。今日自分たちはいくつかのミスをしたし、そのミスは勝つには大きすぎた。今日のノルウェーは本当に強くてその素晴らしいパフォーマンスを祝したい。ヴァルディフィエメで改めて自分たちのベストを見せたい。」とプレヴィッチはコメントした。
地元ファンの前で団体戦もチームツアー総合も表彰台を祝うことが残念ながら出来なかったドイツチーム。ベテランのミヒャエル・ノイマイアー(201mと209.5m)、セヴェリン・フロインド(205mと205.5m)は高得点を得たものの、リヒャルド・フライタクが2本目でミスをして196mに留まり表彰台には届かなかった。
日本チームはこの日伊東大貴なしでこの団体戦に臨んだ。小林潤志郎、清水礼留飛、渡瀬雄太、竹内択の4名は1387.3ポイントで5位だった。