01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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16才の高梨沙羅は、リュブノでも無敵。今季通算8勝目をあげて、最年少W杯総合チャンピオンとなり、歴史を塗り替えた。コリーヌ・マテルが2位、サラ・ヘンドリクソンが3位で表彰台に登った。
スロベニアのリュブノにつめかけた5000人の熱狂的観衆は、歴史的瞬間を目撃した。蔵王大会から続いての4連勝で今季通算8勝目をあげた高梨沙羅が、W杯総合タイトルを手にした。 「本当にうれしい。まだ実感がわかない。今は自分のジャンプを楽しんでいるし、自分が成し遂げたことがうれしい。」と16歳の高梨。1本目89.5mで2位以下に10.6ポイント差をつけてトップに立った高梨は、ファイナルラウンドでこの日最長飛距離の92mで、トータル266.9ポイントと他を圧倒した。
この日の勝利で高梨は、トロンハイムとオスロでのシーズン2戦を残しながらもW杯総合優勝を決めた。総合ランキング2位のサラ・ヘンドリクソンとの差は、290ポイント。
マテルとヘンドリクソン 連日の表彰台
土曜日は3位だったフランスのコリーヌ・マテルは、ひとつ順位をあげての3位となり、リュブノ大会での興奮を語った。「今日はビッグジャンプが沢山でて、とてもエキサイティングだった。こんなに大勢の観客の前で飛べるのは、最高の気分。もちろん今日の2位にはとても満足。」2本とも87mでそろえ、トータル243.3ポイント。W杯総合ランキングでも3位に浮上した。またマテルのチームメイトのリア・ルマーレ(12位)、ジュリア・クレア(17位)も好成績を残して、W杯ポイントを獲得した。
アメリカのサラ・ヘンドリクソンも前日の2位に続けてこの日3位に入り、連日の表彰台。1本目85.5mで5位だったが、ファイナルラウンドでは88mを飛んでトータル241.8ポイントとして3位に浮上した。「1本目はだめだったが、2本目はとても良いジャンプだった。本当に満足しているし、素晴らしい大会だったことを付け加えておきたい。」とヘンドリクソンは組織委員会と熱狂的ファンを称えた。ヘンドリクソンの他のアメリカ勢は、リンジー・ヴァンが5位、ジェシカ・ジェローム7位と、いずれもトップ10入りを果たした。
ソロベニア カティア・ポズン惜しくも表彰台を逃す
地元スロベニアのヒロインたちも、見事なジャンプを見せた。カティア・ポズン4位、スペラ・ロゲリ6位、アニャ・テペシュ8位、ウルスラ・ボガタイ9位と、4人がトップ10入り。マヤ・ブティッチとエヴァ・ロガーも11位と13位に入った。カティア・ポズンは1本目で2位につけたが、わずか2ポイント差で惜しくも表彰台を逃した。
ドイツ勢トップはメラニー・ファイストで15位。チームメイトのアンナ・ハフェルは健康上の理由で欠場した。ラモナ・ストラウブは29位、ジュリアン・セイファースはファイナルラウンドに進めなかった。
日本勢は、茂野が16位、平山18位、伊藤24位、渡瀬26位だった。
また、フィンランドのユリア・キッカネン、スロベニアのバルバラ・クリネッチは、スーツのルール違反で失格となった。
この日のリュブノ大会が、女子にとっては世界選手権前最後のW杯。イタリアのヴァルディフィエンメ世界選手権は、21日に開幕する。