01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
全リザルト » |
世界選手権前最後のW杯がスロベニアのリュブノで行われている。青空が広がる中、多くの観客が訪れて盛り上がりを見せたこの大会で日本の高梨沙羅は優勝候補の強さを見せ、リュブノでの1戦目を制した。2位にはサラ・ヘンドリクソン、3位にコリーヌ・マテルが入り、W杯ランキング通りの表彰台となった。
昨年W杯開催デビューを果たしたリュブノであるが、さらにその熱狂ぶりは増すばかり。最適な天候条件の中、約4千人の観客を前に問題なくスリルある試合運びとなった。高梨沙羅は今日でW杯3連勝、今季通算7勝目を飾った。「今日いいジャンプで優勝出来たことがとても嬉しい。明日もベストを尽くして頑張りたい。」と試合後に語った。高梨は88.5mと88m、225.1ポイント、2位のサラ・ヘンドリクソンに10.9ポイントの差を付けた。
アメリカのサラ・ヘンドリクソンも自身のリザルトに満足で、85mと83.5m(214.2ポイント)とファイナルでも2位を守り抜いた。「2本揃えることが出来て、とても満足している。明日も今日同様に自分の技術に集中したい。今の沙羅は本当に素晴らしい調子でお祝いを述べるべきであろう。」とコメントした。
3位にはフランスのコリーヌ・マテルが入賞した。札幌での優勝後、蔵王大会には参戦せずこのリュブノでW杯大会に復帰。「今回の3位は自分にとってとても良かった。トレーニングであまり調子が良くなかったので特に嬉しい。試合の2本でいいジャンプができたし、大会の雰囲気も素晴らしい。」とファンの熱狂ぶりに感激。2本とも84mで揃え、212.1ポイントをスコアした。
スロベニア、チーム的な強さを見せる
4位と5位には地元の熱狂的なファンの応援をえたスロベニアのスペラ・ロゲリとカティア・ポズンが入った。ジェシカ・ジェローム(アメリア)、リネ・ヤール(ノルウェー)、リンジー・ヴァン(アメリカ)、ウルサ・ボガタイ(スロベニア)、レア・レマレ(フランス)がトップ10入りし、スロベニアはトップ10に3名の選手がはいり、チーム力を見せた。
ユリア・キッカネン、W杯に復帰
1月の鎖骨骨折で休養を余儀なくされていたフィンランドのユリア・キッカネンがこのリュブノ大会でW杯に復帰したが、36位とファイナルに進出することは出来なかった。
何人かのトップ選手は世界選手権のためのトレーニングのため、この大会に参戦していない。ノルウェーのアネッテ・サーゲン、オーストリアのジャクリン・ザイフリーズベルガー、イタリアのエヴェリン・インサムは出場しなかった。しかし中国チームが久しぶりのW杯遠征で出場した。
W杯総合では高梨沙羅が依然トップで2位のサラ・ヘンドリクソンにに250ポイント差をつけている。