01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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リベレッツのジュニア世界選手権を終えて、女子W杯は日本へと舞台を移した。札幌で2戦行われる個人戦の初戦を制したのは、フランスのコリーヌ・マテル。オーストリアのジャクリン・サイフリーズベルガー、ノルウェーのアネッテ・サーゲンを抑えての勝利だった。
オフィシャルトレーニング3本が何の支障もなく行われた前日とは打って変わって、今日土曜日の本戦は強風の影響を受ける結果となった。まずトライアルラウンドが中止となったあと、予定どおり1本目を開始。何度か中断はあったものの1本目を終了した後に、その後の天気予報と選手の安全を考慮して、ジュリーがファイナルラウンドの中止を決定した。このため1本目終了時点でトップだったコリーヌ・マテルが優勝。大勢集まった観客は、残念ながら1本しか見ることができなかった。
「今日は楽なジャンプではなかった。長い待ち時間があり、その間も集中力を維持しなくてはならなかった。1本目いいジャンプを飛ぶことができてうれしい、おかげで優勝することができた。明日はリラックスしてベストを尽くす。」とマテル。93m/120.2ポイントの成績だった。
2位はオーストリアのジャクリン・サイフリーズベルガー。ダニエラ・イラシュコがけがで離脱している現在、W杯唯一のオーストリア選手である。「札幌は、風で有名。2本目ができなかったのは残念だ。自分の結果には満足。自分のジャンプはまずまずだった」と語った(94.5m/111.9ポイント)。
3位になったのは、ノルウェーのアネッテ・サーゲン。3位の結果には満足していたものの、自分のジャンプには満足していなかった。「今日は風があっという間に変化して、全員にとって難しい大会となった。ジュリーは本当に難しい決断をしなくてはいけなかった。自分のジャンプにはあまり満足はしてない。でもコーチは喜んでいた。間違っているのは私のほうかしら?」とサーゲン(87.5m/111.4ポイント)は笑いながらコメント。表彰台に登れることは大きな達成、と付け加えた。
この日のトップ10には、またも8カ国の選手が入る国際的結果となった。スロベニアのエヴァ・ローガーは惜しくも表彰台を逃して4位。5位以下はエレナ・ルンガルディエ (ITA)、リネ・ヤール (NOR)、サラ・ヘンドリクソン (USA)、アツコ・タナカ (CAN)が8位と健闘。ドイツ勢でトップはカタリナ・アルトースの9位。カティア・ポズン (SLO)が10位となった。
高梨沙羅 地元で表彰台を逃す
地元で大人気、ジュニア世界選手権連覇を果たしたばかりで、今大会優勝校の一人でもある高梨沙羅は、札幌大会1戦目では表彰台に登ることができず、つめかけた観客にため息がもれた。1本目85mを飛んで12位につけたが、ファイナルラウンドの中止とともにこれが最終結果となった。W杯総合ランキングは依然としてトップで変わらないものの、2位コリーヌ・マテルがその差を144ポイントに縮めた。
日本人選手
平山友梨香14位、伊藤有希16位、茂野美咲19位、竹田歩佳22位、松橋亜希30位。