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アンダース・バルダル、今季初優勝!

作成: 10.01.2013 00:23 / cy

ノルウェーのアンダース・バルダルがポーランド、ビスワで優勝した。昨シーズンW杯総合優勝した彼にとっては今季初となる。ドイツのリヒャルド・フライタクとノルウェーのルネ・ヴェルタがポーランドの1万人の熱狂的なファンの前で2位と3位に入賞。ジャンプ週間総合優勝でW杯リーダーのシュリーレンツァウアーは風邪のため欠場した。

アンダース・バルダルは水曜日の競技では圧倒的な強さを見せた。ポーランドのザコパネで自身のW杯初勝利を挙げたバルダルだが、ここビスワでもすでにファーストラウンド終了後130mのジャンプでトップ。ファイナルでは128m、総合264.4ポイントで優勝した。「風のコンディションが今日は難しかったが、2本良いジャンプをすることに集中するように心がけた。結果を嬉しく思う。」とバルダルは話した。

 

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昨年のザコパネで2位に2回入ったリヒャルド・フライタクはこの冬もビスワで2位となった。ファーストラウンドで今日の最長飛距離131.5mをマークして3位。ファイナルでは126.5mを飛んでトータル252.2ポイントで2位に順位を上げた。「今日は風が強く、自分は少しラッキーだったが、自分のジャンプを嬉しく思う。」とコメントした。

 

2位にはノルウェーからもう1名、ルネ・ヴェルタ。スキーフライング世界選手権の銀メダリストにとってはW杯での初表彰台。127mと126m、251ポイントと安定したパフォーマンスを見せた。「自分のジャンプに満足しているし、調子が安定してきている。」と話した。

 

ロベルト・クラニエッチは好成績を残し4位。またもう一人フライング世界チャンピオンのシモン・アマンは5位だった。

 

ツィラ、自己ベストリザルト

 

ポーランドのベスト選手はピオトル・ツィラだった。ファイナルラウンドで123m、総合240.5ポイントで12位から6位まで順位を上げた。このビスワ出身の26歳のジャンパーにとってはW杯自己ベストの結果となった。ツィラに続き、カミル・シュトッホ(122mと124.5m、238.3ポイント)はロシアのディミトリー・ヴァジリエフと7位を分け合った。

 

昨日の予選勝者だったマチェイ・コットは13位。ステファン・フラも地元観衆の前でW杯ポイント獲得で27位だった。9人中5名のポーランド選手がファイナルに進出できなかった。火曜日に好調だったダビッド・クバッキが44位、ルーカシュ・ルトコフスキ(36位)、クリストフ・ミエトゥス(37位)、バルトロミエイ・クルセック(46位)、またトライアルラウンドで最長飛距離を出したアレクサンダー・ツニチョルもファイナルに出場は叶わなかった。 

 

シュミット、危険な瞬間

 

マルティン・シュミットは今回のビスワでの大会に良い思いを残すことはないだろう。このドイツのベテランは踏み切り後バランスを崩し、66mで緊急着地。明日のザコパネでの予選に期待をかける。

 

シュリーレンツァウアーの46勝目は先延ばし

 

グレゴア・シュリーレンツァウアーは病気のため今日の試合を欠場。ジャンプ週間総合優勝した彼は風邪のための熱をだし、オーストリアのコーチはホテルで休養し、回復する必要があると判断した。そのためシュリーレンツァウアーはマッティ・ニッカネンの記録においつくには少なくとも土曜日まで待たなければならなくなった。

 

シュリーレンツァウアーのチームメイトはよいジャンプを見せることが出来なかった。ヴォルフガング・ロイツル(117.5mと125.5m、234.2ポイント)がオーストリアチームベストで12位。1本目125m、5位につけていたアンドレアス・コフラーはファイナルで117.5mに落ち、229.3ポイントで17位に終わった。トーマス・モルゲンシュテルン(110mと121m、223ポイント)が23位、ミヒャエル・ハイベックはファイナルに残ることが出来なかった。昨日ヒルレコードを出したシュテファン・クラフトはそのパフォーマンスを再現することが出来ず、126mと107m、211.7ポイントで28位だった。

 

欠場にも関わらず、グレゴア・シュリーレンツァウアーは808ポイントで引き続きW杯総合リーダーの位置を維持し、続いて今日優勝したバルダルが575ポイントで2位になり、ザコパネ大会で復帰してくるセヴェリン・フロインド(556ポイント)を3位に追い落とした。

 

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