01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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ノルウェーのアンダース・ヤコブセンは第50回ジャンプ週間でスウェン・ハンナヴァルドが成し遂げた、4つのジャンプ台全てを制覇する完全優勝への道のりを歩み始めた。ファーストラウンドで見せた危険だが見応えのある131mのジャンプではこの26歳のジャンパーはその時点で9位に留まっていた。
ヤコブセンは飛び出した瞬間にスキーのテールがぶつかり、そのことにより空中でバランスがくずれて突風を受けたようになった。しかしファイナルラウンドでは143mのジャンプでトータル277.7ポイント。ジャンプ週間での2勝目をあげた。
「1本目の踏み切り自体は力強く良かったが、スキーのテールがぶつかってしまい、そのせいで空中でスキーがばらついてしまった。360度のループが出来たかもしれない。」と試合後に冗談を言った。「次の2戦でも今の力を発揮出来れば良いと思う。もちろん三勝目を狙って行くつもり。」とヤコブセンは自信を持って語った。
グレゴア・シュリーレンツァウアーはファーストラウンド終了時点でトップだったが、優勝を逃した。134mと136.5m(276.8ポイント)で2位。シュリーレンツァウアーはジャンプ週間総合ヤコブセンに12.5点差、インスブルックで反撃の機会を狙う。
ノルウェーはチーム的にも強さを見せ、アンダース・バルダル(136.5 mと135.5 m; 267.2 ポイント)、そしてトム・ヒルデ(133.5 mと138 m; 266.4ポイント)で3位と4位だった。
Video-Interview with Anders Jacobsen »
ポーランドがノルウェーにつづき、134.5mと135m(265.7ポイント)と安定したジャンプを見せたマルチェイ・コットがW杯自己ベストの順位をマーク。カミル・シュトッホとディミトリー・ヴァジリエフ(両名ともに261.8ポイント)は6位を分け合い、このロシア人はジャンプ週間総合ランキングで表彰台を狙える位置にいる。
強いドイツチーム
2万5百人の地元観衆の前でドイツチームはチーム的な好調さをアピールすることができた。8選手がファイナルラウンドに進出し、アンドレアス・ウェリンガー(133mと131.5m、253ポイント)、アンドレアス・ヴァンク(128mと132m、252.5ポイント)の若手選手が活躍。セヴェリン・フロインドは129.5mと130.5m、251.9ポイントで15位。「もう少し上を狙えたはず。」と短いコメントを残した。オーベルストドルフで3位だったフロインドはジャンプ週間総合ランキングを5位まで落とした。
1本目7位だったベテランのマルティン・シュミットはファイナルで129mと飛距離をのばせず、順位を落とし14位。前日の予選で調子が良かったミヒャエル・ノイマイアーは246.1ポイントで21位に留まった。マキシミリアン・メッヒラー(22位)、ダニー・クエック(23位)、リヒャルド・フライタク(25位)がファイナルラウンドに進出した。
アマンとロイツルは決勝進出ならず
総合優勝の最有力候補だったシモン・アマン(124m、112.8ポイント)はKO対決でカミル・シュトッホに敗退し、またラッキールーザーの枠としてもファイナルに残ることが出来なかった。「昨日と今日のトライアルでは良いジャンプをしていた。3、4、5m足りなかったが、いずれにしてもすごい接戦で、残れなかったことは残念。」とジャンプ週間総合優勝が今年も夢のままで終わったこのスイス人は語った。
オーベルストドルフで14位だったヴォルフガング・ロイツルも2本目に残ることが出来なかった。このオーストリア人は126m(117.6ポイント)で33位の結果に終わった。チームメイトのミヒャエル・ハイベック、マルティン・コッホも同様にファイナルに進出出来なかった。この2人は両名ともにポーランド選手に敗退した。
日本チームはノーポイント
日本選手は誰一人としてW杯ポイントを獲得することなく終わった。シーズン初めに好調さを見せていた竹内択(37位)、清水礼留飛(45位)はトーマス・モルゲンシュテルンとリヒャルド・フライタクに敗退した。
予選とトライアルラウンドで良いジャンプを見せていたルーカス・フラヴァは転倒により結果を出すことが出来なかった。このチェコ選手は128mを飛んだあとの着地の後バランスを崩し転倒。チェコのヘッドコーチ、ダビッド・イロテックのその他の選手、ヤーン・マトゥラ、トーマン・コウデルカはそれぞれ16位と18位でまずまずの結果だった。
Overall ranking 4-Hills-Tournament »
ジャンプ週間総合ランキングではアンダース・ヤコブセン(586.3点)がリードして、それにグレゴア・シュリーレンツァウアー(573.8点)、トム・ヒルデ(547.7点)が続く。セヴェリン・フロインドは542.7点で5位につけている。