01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
全リザルト » |
22歳で現役を引退し、その一年後すでに、アンドレアス・フェルダー、そしてミカ・コヨンコスキという二人のヘッドコーチのもとでオーストリアナショナルチームのアシスタントコーチを務めたアレクサンダー・シュトックル。その後、オーストリアのジュニア育成に努め、2011年3月ノルウェーヘッドコーチとして就任した。
ミカ・コヨンコスキのあとを継いだ38歳の彼には当初「やはりノルウェー人のヘッドコーチにすべきだった」という批判もあり、風当たりも強かったが、彼の誠実な仕事ぶりに急速にそういった批判の声は薄れて行った。
初年度からその成果を着実に結果として出したこの新任のヘッドコーチは、当時まったくの独壇場であったオーストリアチームに勝利を掲げることに成功。それと同時にルネ・ヴェルタ、ヴェガード・スクレットといった若手選手がトップに送り出す。また誰も予想しなかったアンダース・バルダルの総合優勝でもその能力を証明している。
Berktuschi: 過去8年のようにオーストリアチームはまだ独走すると思いますか?それともいよいよノルウェーチームの台頭を期待できるでしょうか?
Alexander Stöckl: オーストリアは手強く、今まで同様手強いチームだと思います。しかし他のチームもオーストリアの独走を阻むべき、強化をしてきています。私たちもいいトレーニングが出来ていますし、少しでも差を縮めたいと思っています。出来る限りのことをして、より僅差にして接戦になるようにしたいと思っています。
Berkutschi: この冬の個人、また団体での目標は?
Stöckl: 私たちの目標はよりチーム的にトップに食い込んで行くことです。アンダース・バルダルの昨シーズンの結果は素晴らしいですが、他のノルウェー選手との差が大きかった。そこを改善して行くつもりです。国別では2位をキープしつつ、1位との差を縮めたい。それを成すにはトップに一人ではなく何人かの選手が必要になります。総合個人では表彰台を目標にしています。
Berkutschi: アンダース・バルダルは総合優勝のタイトルを守ることが出来ると思いますか?
Stöckl: 連続で総合優勝を取ることは非常に難しいことです。あまりにも色々な要因が作用してくるので、それを目標とするのは現実的ではないかと。しかしアンダースは必ずトップ争いに食い込んでくると思います。昨シーズンそれに必要な自信を得ることが出来たはずです。
Berkutschi: あなたにとってのプライオリティは?チームに取って何が一番重要で、それはなぜですか?
Stöckl: プライオリティは選手個人によって違うので、何が重要かを一口に言うことは出来ません。ただコーチとしての私にとってはチーム全体がシーズンを通して考えることです。結局はそれまでの努力がシーズン全体に響いてきますので。ジャンプ週間や世界選手権といったビックイベントではそれぞれ刺激がありますし、またそういったところでの成功は楽しいものですから!
Berkutschi: オーストリアとノルウェーの一番の違いは?
Stöckl: 難しいですね。ノルウェーには長い歴史があり、ジャンプへの関心が非常に高い。このスポーツに生誕地であるがゆえに、結果も期待されます。それ以外は特に違いはないかと思います。あとメディアはよりアグレッシブかもしれません。
Berkutschi: 総合優勝の本命は?
Stöckl: 今年は沢山いると思います。ドイツチームはフロインド、フライタク、ヴァンクで夏に結果を出しましたし、オーストリアの強豪選手は全員参戦してくるし、他の国も食い込んでくると思います。近年ないほど接戦になると思いますが、そこにうちの選手も入って来れることを望んでいます。
Interviews mit den Trainern