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W杯女子チャイコフスキー大会 クラマーが予選1位、丸山希4位

作成: 25.03.2021 10:46 / hn

3月25日(木)、ワールドカップ女子チャイコフスキー大会(ロシア)で予選が行われ、ニジニ=タギル大会で2連勝を挙げたオーストリアのマリタ・クラマーが1位になった。19歳のクラマーはヒルサイズ102mのチャイコフスキー・ノーマルヒルでも世界トップの強さを見せ、ニカ・クリツナー(スロベニア)を2位に、ノルウェーのシルイェ・オプセッツを3位に抑えた。

クラマーは98.5m(119.4ポイント)のダントツのジャンプを収めた。2位のクリツナーは89m(105.4ポイント)だった。2位にわずか0.6点差でオプセッツが続いた。

 

日本の丸山希は4位に入り、好調さを裏付けた。

ドイツのアンナ・ループレヒトは健闘の5位となった。ループレヒトはゆっくりながら確実にドイツチームのトップ選手に成長している。24歳のループレヒトにとっては、チームでとった世界選手権オーバーストドルフ大会の混合団体金メダルもまだ始まりに過ぎないようだ。

 

スロベニアのエマ・クリネッチとスペラ・ロゲリも6位・7位に並び強い団体成績を収めた。

 

高梨沙羅は8位、伊藤有希が10位、勢籐優花が18位、岩渕香里も27位で本戦進出を決めた。

 

絶好調のマリタ・クラマーは「ブルーバード・ロシアツアー」の総合優勝への道を独走しており、ワールドカップ総合優勝のチャンスも論理的にはまだ残されている。

個人戦はあと2試合だけとなった現在、クラマーの総合得点は660ポイントで、理論的には総合首位のニカ・クリツナー(751ポイント)と2位の高梨沙羅(746ポイント)を超えられる可能性はまだ残されている。しかし、それにはクラマーが金曜と日曜の個人戦2試合で優勝した上で、上位の二人が明らかに失点しないと無理だ。とにかく最後まで目が離せない。

 

3月25日(金)の個人戦は13:00(日本時間21:00)から開催される予定となっている。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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