01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ワールドカップ・ルシュノフ大会(ルーマニア)で予定されている女子個人戦2試合の第1戦が2月18日(木)に行われ、スロベニアのニカ・クリツナーが優勝した。2位は高梨沙羅、3位はノルウェーのシルイェ・オプセッツだった。
これでニカ・クリツナーはスキージャンプ女子のワールドカップ(W杯)総合成績で首位に浮上した。
20歳のニカ・クリツナーは92mと91mのジャンプで合計235.7ポイントを獲得して、日本の高梨沙羅(88mと93.5m、計232.9ポイント)を抑えた。
クリツナーは、「今日は難しい天候条件だったけれど、2本ともとても良いジャンプを揃えることができた。選手によっては、飛ぶ時の条件が難しそうだったのも見た。黄色いリーダーズゼッケンを譲り受けられるなんて、夢が現実になった。時には夢も簡単に叶ってしまうもの」と、勝利後のインタビューに答えた。
クリツナーは今日の勝利で、W杯総合得点が551ポイントとなり、オーストリアのマリタ・クラマーから首位の座を奪った。クラマーは今日は参戦しなかった(※)。
2位の高梨沙羅も総合得点が526ポイントとなり、クラマーを抜かして2位に浮上した。
高梨は、「とても満足している。今日の天候条件は難しかったけど、それに影響されることなく、自分のジャンプと技術に集中しきることができた」と、喜びを伝えた。
3位はノルウェーのシルイェ・オプセッツだった。オプセッツにとっては7度目の表彰台入りとなったが、まだW杯優勝は果たしていない。
オプセッツは、「またルシュノフに来ることができて嬉しい。今日は少し風が強かったから、少し苦戦した。それでもジャンプはうまくできた。調子がどんどんよくなっている気がするから、この先が楽しみ」と話した。
オーストリア勢のトップはダニエラ・イラシュコ=シュトルツで4位だった。
ノルウェーのマーレン・ルンビュは6位、ドイツ勢の最上位となったアンナ・ループレヒトは16位だった。世界選手権に出場予定のカタリーナ・アルトハウスやカリーナ・フォクトなどのドイツ人選手は、今回参戦しなかった。
ついこの間ジュニア世界選手権で金メダルをとったばかりのテア=ミンヤン・ビョルセッツ(ノルウェー)は、1本目では2位につけていたものの、最終的に8位となった。
大転倒で負傷したオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒは今日、それ以来初めての出場を果たし、大健闘の7位となり、来週オーバーストドルフで始まる世界選手権出場への展望も明るくなった。
日本からは2位の高梨の他に、伊藤有希が12位、丸山希が18位に入り、勢籐優花は34位だった。
※W杯女子総合首位だったマリタ・クラマー(オーストリア)は、ルシュノフに来てはいるが、18日(木)の試合には参戦できなかった。
19歳のクラマーは、前提条件となっているCovid19の陰性証明が無効だったようで、現地の管轄機関に受理されなかった。そのため今日の試合への出場権を得られなかった。クラマーは、まずCovid19の検査を受けなくてはならなかった。その結果は今日中に出る予定で、陰性であれば19日(金)の予選には出場できることになる。
ルシュノフ大会のジャンプ女子個人戦2試合目は、19日(金)10:30(日本時間18:30)から開催される予定だ。
そして20日(土)9:45(日本時間17:45)からの男女混合団体戦で、ルーマニアでの週末が締めくくられることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。