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W杯女子ヒンツェンバッハ団体戦 オーストリアが優勝、日本4位

作成: 25.02.2022 16:51 / hn

2月25日（金）、ワールドカップ女子ヒンツェンバッハ大会（オーストリア）で団体戦が行われ、開催国のオーストリアチームが優勝した。オーストリアは、キャラ・クロイツァー、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー、リサ・エーダ、マリタ・クラマーの4人で臨み、ロシアを2位に、スロベニアを3位に抑えた。

Marita Kramer Team Russland Team Slowenien

ジャンプ女子にとって2月25日（金）は、シーズン終盤に予定されている「ブルーバード・ロシアツアー」のニジニ・タギル戦とチャイコフスキー戦の中止が決まったとの苦いニュースから始まった。国際スキー連盟（FIS）は、25日の午前中に、今シーズンのロシアでの全試合をキャンセルすることを発表した。それには当然、「ブルーバードツアー」の4試合も含まれている。

 FIS 今季のロシア大会を中止に

Marita Kramer

 

その知らせをものともせず、今日の団体戦ではオーストリアチーム、特にマリタ・クラマーが素晴らしいパフォーマンスを見せた。クラマーは北京オリンピックには新型コロナウィルス陽性となり参加できなかったが、今日は素晴らしいフォームを見せて、最終的にオーストリアの圧勝を決めた。

 

ロシアチームは、アレクサンドラ・クストワ、イルマ・マヒニア、ソフィア・チコノワ、イリーナ・アワクモワが納得のジャンプを収め、団結した強さで2位に入った。
Team Russland

 

優勝候補と見られていたスロベニアチームは、スペラ・ロゲリが1本目でスーツが規定外とされて失格になったものの、ロシアにわずか0.5点差で3位につけた。オリンピック金メダル2冠のウルサ・ボガタイ、マヤ・ヴティッチ、スペラ・ロゲリ、ニカ・クリツナーの4人は、他より1本少ない7本のジャンプで合計783.4ポイントをマークした。もし8本揃っていたら、今日スロベニアチームにかなうチームはなかっただろう。
Team Slowenien

 

日本は伊藤有希、岩佐明香（はるか）、勢藤優花、岩渕香里のチーム編成で臨み4位となった。高梨沙羅は参戦しなかった。

ドイツチームは、エースのカタリーナ・アルトハウスとユリアーネ・サイファートが新型コロナウィルス陽性となり参戦できなかった。ルイザ・ゴアリッヒ、ヨゼフィン・ラウエ、アンナ・ループレヒト、セリーナ・フライタークの4人で5位となった。

 

6位はノルウェー、7位がカナダ、8位はフィンランドだった。

 

女子ヒンツェンバッハ大会では、26日（土）と27日（日）にそれぞれ個人戦が予定されている。

 

※注）基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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