01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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ジャンプ週間第2戦、ワールドカップ(W杯)ガルミッシュ=パルテンキルヒェン(ドイツ)戦の注目データを以下に集めた。
ここ8季中7回まで第2戦後にリードしていた選手が総合優勝
> 2008/09からのジャンプ週間8回中、7回までガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦後にリードしていた選手がジャンプ週間総合優勝を果たしている。
> 唯一の例外は2012/13で、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦が終わった時点でアンダース・ヤコブセン(ノルウェー)が首位に立っていたが、総合優勝はグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)が果たした。
> その当時、ヤコブセンはジャンプ週間前半2試合(オーバーストドルフ戦、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦)でシュリレンツァウアーを抑えて優勝していた。
> シュリレンツァウアーが後半2試合で優勝し、ヤコブセンはインスブルック戦で7位、ビショフスホーフェン戦で2位だった。
前半2試合白星を狙うクラフト
> シュテファン・クラフト(オーストリア)は、12月30日(金)のオーバーストドルフ戦で優勝した。彼は最近の12シーズンでジャンプ週間前半2試合で勝利を挙げる3人目の選手となれるかももしれない。
> 2005/06以来でこれを達成しているのは、グレゴア・シュリレンツァウアー(2011/12)とアンダース・ヤコブセン(2012/13)だけだ。
> これまで全64回のジャンプ週間の歴史の中で、初戦で優勝した選手が第2戦でも優勝したのは18回ある。
> この18回のうち、6人のジャンパーは総合優勝を逃した。2012/13のヤコブセン、1998/99のマーティン・シュミット(独)、1975/76のトニー・インナウアー(オーストリア)、1971/72の笠谷幸生, 1970/71のインゴルフ・モルク(ノルウェー)、そして1954/55のアウリス・カラコルピ(フィンランド)がそうだった。
再び優勢を取り戻したいオーストリア
> シュテファン・クラフトはジャンプ週間でのオーストリアのスランプを克服した。
> オーストリアはここ4試合は勝ちを逃していたが、その前は27試合中19試合で優勝していた。
> オーストリアは2009年から2015年の間に、7回連続でジャンプ週間総合優勝を挙げていた。昨シーズンはペーター・プレウツ(スロベニア)が総合優勝を飾った。
> ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)は12月30日のオーバーストドルフ戦で3位だった。これで2015年のビショフスホーフェン戦以来、初めてオーストリアの選手がジャンプ週間の表彰台に二人同時に上がったことになる。
> 最近のジャンプ週間で、二人のオーストリア人がガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で同時に表彰台に上がったのは、2014年1月1日のトーマス・ディートハルトがトーマス・モルゲンシュテルンを抑えて優勝した時だ。
ガルミッシュ戦でのスランプから脱出したいドイツチーム
> ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で最後に優勝したドイツ人は2001/02のスヴェン・ハンナヴァルトだ。
> それ以来3人のドイツ人選手がガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で表彰台に上がった。ゲオルク・シュペートは2003/04と2004/05に3位、ミヒャエル・ノイマイアーが2007/08に3位、そしてセヴェリン・フロインドが昨シーズンに同じく3位になっている。
> ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で最多優勝を誇るのはオーストリアで、14勝している。ドイツが13勝(西独3勝、東独7勝も含む)で続き、3位は12勝のノルウェーとなっている。
> 今シーズンに入って個人戦で表彰台に上がっているドイツ人選手は、セヴェリン・フロインドとマルクス・アイゼンビッヒラーだけだ。
> アイゼンビッヒラーはこれまでにW杯優勝はまだ果たしていない。
ガルミッシュ=パルテンキルヒェンでもう1勝したいプレウツ、ヤンダ、葛西
> まだ現役のスキージャンパーの中で、4人がガルミッシュ=パルテンキルヒェンで少なくとも1勝を挙げている。
> 葛西紀明は1993年と2001年、ヤクブ・ヤンダ(チェコ)は2006年、シモン・アマン(スイス)は2011年、そしてペーター・プレウツは昨シーズンに当地で優勝した。
> 葛西がもう1勝すれば、3勝のグレゴア・シュリレンツァウアーとビョルン・ヴィルコラ(ノルウェー)に並ぶことができる。イェンス・ヴァイスフロッグ(独)は4勝を挙げた。
> ペーター・プレウツが優勝すれば、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で2年連続優勝を飾る6人目のジャンパーとなれる。最後に2連勝を遂げたのは1991〜92のアンドレアス・フェルダー(オーストリア)だ。
> 他の4人は、イェンス・ヴァイスフロッグ(1990〜1991と1984〜1985)、マッチ・ニッカネン(フィンランド、1988〜1989)、ヨヒェン・ダンネベルク(独、1977〜1978)、そしてビヨルン・ヴィルコラ(ノルウェー、1967〜1968〜1969)だ。
> アマンはガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で5回表彰台に上がっている。アマンより多く表彰台入りを果しているのはヤンネ・アホネン(フィンランド、6回)とヴァイスフロッグ(独、10回)の二人だけだ。
> 葛西が今回、表彰台入りを果たせばガルミッシュ=パルテンキルヒェンで5度目の表彰台入りとなり、アマンに並ぶことになる。
ドーメンはジャンプ週間の試合で優勝する3番目に若い選手となれるか
> 17歳のドーメン・プレウツ(スロベニア)が現在、W杯個人総合成績で首位についている。
> ドーメンはガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦が行われる2017年元旦の時点で、17歳211日となる。ジャンプ週間全4試合のうちの1試合でも優勝できれば、史上3番目に若い優勝者となる。トニ・ニエミネン(フィンランド)は1991年12月に16歳212日でオーバストドルフ戦優勝を果たし、グレゴア・シュリレンツァウアーは2006年12月に16歳357日でオーバーストドルフ戦で優勝した。
> ドーメン・プレウツは今シーズンに入って既にルカ、クリンゲンタール、リレハンメル、エンゲルベルクで優勝し、W杯4勝を挙げた。
> ドーメンは、18歳の誕生日の前にW杯個人戦で5勝以上を挙げる4人目のジャンパーとなれるかもしれない。これまでにそれを果たしているのはプリモジュ・ペテルカ(スロベニア、8勝)、トニ・ニエミネン(8勝)、グレゴア・シュリレンツァウアー(6勝)の3人だ。
> ドーメンの兄、ペーター・プレウツは、現在W杯通算21勝となっているが、初優勝は21歳の時だった。
> スロベニアのスキージャンパーの中で、ドーメン・プレウツ(4勝)よりW杯優勝をもっと多く挙げているのはペーター・プレウツ(21勝)、プリモジュ・ペテルカ(15勝)、ロベルト・クラニエツ(7勝)の3人だけだ。
フロインドはアマンとモルゲンシュテルンに並べるか
> セヴェリン・フロインド(独)は、ルカで開催された今シーズン2番目の試合で優勝し、W杯個人戦通算22勝目を挙げた。
> フロインドがもう1勝すれば、W杯通算勝数ランキングで23勝のシモン・アマンとトーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)に並ぶ8位になれる。
> フロインドは今季これまでに2回表彰台入りしている(2回ともルカ大会)。
> フロインドは通算で53回表彰台入りしており、エルンスト・ヴェットーリ(オーストリア)より1回少なく、通算表彰台数ランキングで10位についている。
> 昨シーズンのガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で、セヴェリン・フロインドは3位だった。これは昨季のジャンプ週間中、フロインドの一番悪い成績だった。昨季のフロインドはオーバーストドルフで優勝し、インスブルックとビショフスホーフェンでは2位だった。
ジャンプ週間初優勝を目指すシュトッホとコット
> カミル・シュトッホかマチェイ・コットは、ポーランド人としてジャンプ週間の試合で優勝する2番目の選手になれるかもしれない。これまではアダム・マリシュが唯一の選手だ。
> マリシュは2000/01シーズンのインスブルック戦とビショフスホーフェン戦で優勝した。
> シュトッホはこれまでにW杯通算16勝を挙げており、マッチ・ハウタマキ(フィンランド)と同点でW杯通算ランキングで16位についている。そのすぐ前には通算17勝の葛西紀明がいる。
> シュトッホはオーバーストドルフ戦で2位となり、ジャンプ週間での自己最高成績に並んだ。2013/14のインスブルック戦でシュトッホは2位だった。
> シュトッホは、これまでのジャンプ週間で4回表彰台に上がっている。これでシュトッホはポーランド・ジャンパーの中でヨゼフ・プシュビュワに並び史上3位となっている。
> マチェイ・コットが勝てば、W杯優勝を果たす8人目のポーランド人ジャンパーとなる。
> ポーランド(62勝)は日本(62勝)を追い越し、W杯個人戦勝数ランキングで単独5位となれるかもしれない。
今シーズンの初優勝を決めたいノルウェー
> ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)は現在、W杯個人総合2位につけている。今シーズンこれまでのところ、ノルウェーの中で表彰台入りを果たしたのはタンデ(2位3回)だけだ。
> タンデは12月30日(金)のオーバーストドルフ戦で4位だった。
> タンデはこれまでにW杯1勝を挙げた(2015年11月のクリンゲンタール戦)。
> 最後にW杯優勝を祝ったノルウェー選手は、2016年3月のティティゼー=ノイシュタット戦で勝ったヨハン=アンドレ・フォアファングだ。
> 最後にジャンプ週間の枠内で優勝したノルウェーの選手は、2015年1月1日にガルミッシュ=パルテンキルヒェン戦で優勝したアンダース・ヤコブセンだ。
> 最近でノルウェーの選手がジャンプ週間総合優勝を果たしたのは、2006/07のアンダース・ヤコブセンである。