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アワクモワが高梨の連勝を打破

作成: 04.01.2014 19:25 / cy

イリーナ・アワクモワが故国ロシア、チャイコフスキーの観衆の前で初のワールドカップ優勝を飾り、冬季オリンピック・イヤーの今季、開幕より全4試合を勝ち続けていた高梨沙羅の連勝を止めた。

「自分の国でこの優勝という素晴らしい成功を収められてなおさら嬉しい。たくさんのお客さんが集まってくれて、それがとっても力になった。オリンピックを前にしてのこの成果はとても重要な結果だ。昨日は一回目のジャンプは2回目ほどはうまくいかなかった。今日は、自分がどんな風にしたら良いか分かっていて、全てが思うようにいった。」と、アワクモワは試合後に喜びを語った。

 

アワクモワは100.0mと101.5mのジャンプで249.2ポイントを獲得し優勝を決めた。金曜に続き2位になったカリーナ・フォクト(独) は、101.0mと99.5mで244.9ポイントだった。2回とも98.5mを出した高梨は1.8ポイント差で3位になった。

カリナ・フォクトは「とっても嬉しい。チャイコフスキーで2回とも2位になれるなんて素晴らしい!今週末の結果にとても満足している。これからの試合がどうなるか自分でも分からないけれど、もっと良く飛んで、もっと沢山表彰台に上れるようにしたい。」とインタビューに答えた。

 

W杯総合ランキングでリードしている高梨は最終的には表彰台に上れたが、2回とも97.0m飛んで4位になったカタリーナ・アルトハウス(独)との差はわずか0.1ポイントだった。

「今日は思うようなジャンプができなかった。次の試合ではもっとうまくできるようにしたい。今のところ、技術的なミスが多いので、続く試合までには調整できるようにしたい。」と、高梨は反省を込めて語った。

 

ファーストラウンドで100.0mを出してリードしていたコリン・マテル(仏)だが、ファイナルは97.0mで241.5点となり5位に着いた。6位のスロベニアのエマ・クリネッチは237.9ポイントで、続く7位に入ったオーストリア勢トップのダニエラ・イラシュコ=シュトルツに2.7ポイント差をつけた。スロベニア・チームは、他にエヴァ・ロガーとカティア・ボズンがそれぞれ8位と9位に入り、3人がトップ10に入った。

 

フィンランドのユリア・キッカネンは金曜の13位から成績を伸ばし、今回は10位に着いた。姉のサブリナ・ヴィンドミュラーがファーストラウンドでスーツの規定違反で予選失格となったが、妹のビグナ・ヴィンドミュラーは11位となり、スイスと家族の対面を保った。12位にはロマーナ・シュトラウプ(独)とノルウェー勢トップのマーレン・ルンドビーが同点で入った。ルンドビーと同郷のリーネ・ヤールもエレナ・ルンガルディエル(伊)と同点で14位となりトップ15に入った。

 

再びチェコ勢のトップになったミヒャエラ・ドレシャロヴァは21位。ダナ・ハラランビーは28位でルーマニア・チームに過去2回目のW杯ポイント計上となった。中国のトップジャンパー、チー・リウは今季初めてのファイナル進出で23位となった。

 

W杯女子総合ランキングでは、1位の高梨沙羅が460ポイントで、引き続き2位のイリーナ・アワクモワに差をつけている。アワクモワは、今日の勝利で315ポイントとなり、その差を少し縮めることができた。総合3位は9ポイント差でカリーナ・フォクトが着いており、4位が277ポイントのダニエラ・イラシュコ=シュトルツだ。

 

これから予定されているワールドカップ女子の試合は、来週末の札幌、再来週の蔵王と、日本戦になる。オリンピックの前に行われるリュブノ(スロベニア)とヒンツェンバッハ(オーストリア)の試合で、再びヨーロッパに戻ってくる。

 

W杯女子チャイコフスキー大会・結果(PDF)

 

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