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W杯最終戦ヘンドリクソン優勝

作成: 18.03.2013 01:05 / cy

ホルメンコーレンでのグランドフィナーレ;オスロのラージヒルで、女子ワールドカップの価値あるシーズンさん終戦が行われた。スキージャンプの伝統の地で優勝を手にしたのはサラ・ヘンドリクソン。高梨沙羅、ジャクリン・ザイフリーズベルガーを抑えての優勝だった。

オスロ ホルメンコーレンで34000人の大観衆の見守る中、女子2012/13シーズンはラージヒルでの最終戦でシーズンを終了した。サラ・ヘンドリクソンがシーズン終盤の好調さをまたも証明し、優勝を遂げた。ヘンドリクソンは1本目133.5mの大ジャンプをとんでトップ。高梨沙羅は134mを飛んだものの、飛型点が伸びず1.9ポイント差の2位。1本目を終了時点では、イタリアのエレナ・ルンガルディエが124.5mで3位につけ、リンジー・ヴァン(USA)、カティア・ポズン(SLO)、ジャクリン・ザイフリーズベルガー(AUT)と続いた。

 

迎えた2本目、またもサラ・ヘンドリクソンと高梨沙羅のライバル対決が繰り広げられた。高梨は133.5m (260.8ポイント)と安定したジャンプを見せ、18歳のヘンドリクソンにプレッシャーをかけた。そのヘンドリクソンは129m(262.8ポイント)。1本目でのリード、ウィンドファクターでの減点の少なさ、そしてまたも高い飛型点が、サラ・ヘンドリクソンの優勝のカギとなった。

Gesamtweltcup-Siegerin Sara Takanashi (JPN)

 

「こんなに大勢の観客を前にして、ラージヒルでジャンプができて、本当に光栄だった。まだ気持ちを表すふさわしい言葉がみつからない。ジャンプ台が大きければ大きいほど、自分にはあっているようだ。日を追うごとにスキージャンプがどんどん好きになっていく。今日のことは、長く自分の記憶に残しておく。」とヘンドリクソンは語った。高梨は「今日は2本ともいいジャンプをそろえることができた。でも、今はテレマークでの着地があまりよくない。来シーズンに向けて、着地を良くしてくつもりだ。」と、2位フィニッシュの喜びを語った。

 

女子W杯最終戦から »

Drittplatzierte Jacqueline Seifriedsberger (AUT)

 

二人の優勝争いの陰で、3位争いも繰り広げられていた。オーストリアのジャクリン・ザイフリーズベルガーが、123.5m/125.5m (233.9ポイント)で3位に入った。「スキージャンプが大好きだし、今シーズンは本当にいいシーズンだった。特別な準備をしたわけではなかったが、精神面・身体面と技術面のトレーニングをたくさん行い、それがプラスの結果を生み出した。二人のサラは素晴らしいレベルのジャンプをしていて、二人に追いつくのは難しい。でも、トレーニングを積んで全力をつくせば、ソチ五輪には間に合うかもしれない。」とザイフリーズベルガー。

Platz eins für Sarah Hendrickson (USA)

 

 

ファイナルラウンドでアニャ・テペシュ

 

4位は、8位から順位をあげたフランスのコリーヌ・マテル。5位以下はエレナ・ルンガルディエ (ITA)、カリナ・フォクト (GER)、リンジー・ヴァン (USA)、地元アネッテ・サーゲン、カティア・ポズン (SLO)、ジェシカ・ジェローム(USA)と続いた。ファイナルラウンド、アニャ・テペシュは着地で転倒し、大観衆は息をのんだ。自力ではアウトランから出ることができず、検査のため病院に運ばれた。

 

今大会上位3位の表彰式が行われたあと、今季のW杯総合上位選手と、上位チームの表彰式も行われた。すでにリュブノで総合優勝を決めていた高梨沙羅(1297ポイント)がトロフィーを手にし、2位はサラ・ヘンドリクソン(1047ポイント)、3位はフランスのコリーヌ・マテル(823ポイント)となった。ネーションズカップは、アメリカが2260ポイントで圧勝。2位はスロベニア(2041ポイント)、3位は日本(1930ポイント)となった。

 

大会リザルト pdf-file

 

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