01 | Paschke, P. | 317.1 | ||
02 | Tschofenig, D. | 309.2 | ||
03 | Ortner, M. | 307.1 | ||
04 | Kraft, S. | 306.0 | ||
05 | Hoerl, J. | 300.9 | ||
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太陽に恵まれ、風も安定していたラハティででリヒャルド・フライタクはW杯3勝目をあげた。ノルウェーのアンダース・バルダルが2位、そしノルウェーとドイツの2選手が3位を分け合った。
リヒャルド・フライタクは274.2ポイントで優勝し、彼にとっては自身のW杯3勝目となった。この21歳のジャンパーは126.5mとすでにファーストラウンドでリード、そしてファイナルで128.5mとトップの座を守りきった。
「今日の試合にとても満足している。今日の2本は今週末でベストのジャンプだった。土曜日にはミスがあったので、それ以上のジャンプをしたかった。」と、フライタクは嬉しそうに語った。
2位には現在W杯総合2位のバルダル。このノルウェー人はファーストラウンドで121.5mのジャンプで6位だったが、このプレダッツォの世界チャンピオンはファイナルで126mを飛び266.9ポイントを獲得して順位を2位まで上げた。
「いい一日だった。1本目は完璧ではなかったが、そこそこの順位につけた。2本目のジャンプがよくてトップ争いに浮上出来た。ネーションズカップでオーストリアへの差を縮めたいし、もう少しで追いつける。ネーションズカップは自分たちにとっての大きな目標だ。」とバルダルは話した。
3位にはセヴェリン・フロインドとアンダース・ヤコブセン2人が265.8ポイントで同位入賞。フロインドは安定して2本とも124m、ヤコブセンは123mと127mだった。
「自分のジャンプは土曜日同様テイクオフがあまり良くなかったが、前日よりはいいフライトだった。1−2月はずっとテイクオフが良くてもフライトポジションが良くなかったので、満足出来るものだと思う。小さなミスをしてもトップにいられることがわかったことは良かった。」とフロインド。そしてヤコブセンは満足そうに「トレーニングではひどいジャンプをした。ここのジャンプ台は苦手でいまだかつていいジャンプをしたことがなかった。今日はどういう訳かいいジャンプをすることが出来た。自分たちの今季の目標はネーションズカップ。チーム的にも強いし大会1つ1つ戦っている。」と話した。
カミル・シュトッホ、マチェイ・コットのどちらも表彰台には届かなかった。プレダッツォのラージヒルの世界チャンピオンは0.8ポイント差で表彰台を逃した。21歳のコットは123mと125.5m、262ポイントで6位。ファイナルで2位のジャンプを見せたピオトル・ツィラは12位、クリストフ・ミエトゥス19位とルーカス・クルチェックヘッドコーチのポーランドチームは依然チーム的な強さをみせた。
日曜日の個人戦、日本人ベストは葛西紀明。ファイナルラウンドで126.5mのジャンプを見せ、ファーストラウンド16位から一気に9位まで順位を上げた。これでこの通算W杯422戦出場した40歳選手にとっては今季3回目のトップ10リザルトとなった。チームメイトの伊東大貴(11位)、竹内択(14位)と好成績を残している。
トップ10入りを逃したオーストリアチーム
ただの一人もオーストリアチームからトップ10リザルトを出すことが出来なかった今回の個人戦。グレゴア・シュリーレンツァウアーは119.5mと122.5m、251ポイントとオーストリアベストで15位に終わった。マニュエル・フェットナーが17位、ヴォルフガング・ロイツル21位、ジュニア世界の銅メダリストで前日のチーム戦でもいいジャンプを見せたシュテファン・クラフトはファイナルに進出出来ず37位に終わった。