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ヤン・マトゥラ W杯初優勝!

作成: 19.01.2013 13:55 / cy

男子W杯札幌大会1日目は、ヤン・マトゥラが見事な優勝を遂げた。チェコの32才マトゥラは、トム・ヒルデ、ロベルト・クラニエツを抑えてのW杯キャリア初優勝。これまでは2010/2011シーズン札幌大会での4位が最高順位だったマトゥラは、132m/135mと2本とも見事なジャンプで、トータル249.5ポイントを獲得して念願の表彰台頂点に立った。

「今日は夢がかなった。ワールドカップで優勝したいといつも願っていた。それが今日実現して、本当にうれしい。調子はすごくいいし、このジャンプ台で飛ぶのが楽しい。」と勝者マトゥーラは語った。 

 

ノルウェーのトム・ヒルデは、136m/139mと大ジャンプを連発。ジャンプ週間では3位となったヒルデは、今日の勝者マトゥラとの差わずか0.7ポイントでの2位だった。「今日はいい大会だった。自分は運も味方してくれたが、ここ札幌ではいつも誰かが運に味方される。2本目は飛距離が良くでたし、いいテレマークをするよう努めた。」

 

3位はスロベニアのロベルト・クラニエツ。ヴィケルスンでのスキーフライング選手権を一週間後に控えて好調を見せ、137m/130.5mと堅実な飛距離でトータル244.4ポイントだった。「調子はどんどん良くなってきている。この結果は期待していなかったので、3位にはとても満足だ。」とクラニエツ。すでにスキーフライング選手権を考えている様子で「ジャンプ週間の前はちょっと問題を抱えていたが、ヴィカースンにはトップの調子で臨みたい。」と豊富を語った。

 

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アレクサンダー・シュトックル ヘッドコーチ率いるノルウェー勢は好調で、W杯総合2位につけているアンダース・バルダルは138m/130mを飛んで、トータル242.3ポイントで4位。5位にはロシアのディミトリー・ヴァシリエフが入った(126.5 m/131 m; 235.8 ポイント)

 

ベテラン岡部はW杯ポイント獲得ならず

 

この大会のホスト国である日本勢も健闘した。昨年の札幌大会では2日間とも優勝した伊東大貴は、今季はなかなか調子があがらなかったが、127mと135.5mを飛んでトータル235.4ポイント、日本勢トップの6位入賞を果たした。そのほか、葛西紀明11位、竹内拓16位、小林潤志郎22位、作山憲斗27位、渡部弘晃29位が、ワールドカップポイントを獲得。今大会最年長、42歳の岡部孝信はトレーニングラウンドではいいジャンプを見せていたが、117m、トータル89.4ポイントで36位に終わり、2本目に進むことはできなかった。

 

好調ドイツ勢 

 

表彰台に登った選手こそなかったものの、ヴェルナー・シュスター・コーチ率いるドイツ勢は好成績を残した。7位にセヴェリン・フロインド(128m/130.5m; 235.1ポイント)、8位ミヒャエル・ノイマイヤー(130m/128.5m; 234.9ポイント)と、引き続き安定した成績を残している。前の大会で復調の兆しを見せたアンドレアス・ヴァンクは13位。ベテランのマルティン・シュミット(21位)、マキシミリアン・メッヒラー(24位)も、2本目に進んだ。

 

ポーランドは二選手がトップ10入りを果たした。カミル・シュトッホが127.5mと129mの233.1ポイントで9位。マチェイ・コットが2本目138mの大ジャンプで、19位から一気に順位をあげて10位に入った。このほか、ダヴィド・クバッキ23位、ピオトル・ジーラ26位が、トップ30に入った。

 

グレゴア・シュリーレンツァウアーとトマス・モルゲンシュテルンの二人のスター選手不在のオーストリア勢は、不本意な成績に終わった。124mと128mを飛んだウォルフガング・ロイツルがこの日のオーストリア勢トップ18位。ミヒャエル・ヘイベクは、安定したジャンプで119.5mと120mを飛んで20位 (207.8ポイント)。2011年の札幌大会で優勝したアンドレアス・コフラーは、120m (92.3ポイント)、35位で2本目に進むことはできなかった。

 

フレネットがワールドカップポイント獲得

 

この日最大のサプライズの一人が、アメリカのピーター・フレネット。2本とも118.5mと安定したジャンプで25位に入り、ワールドカップポイント5ポイントを獲得した。

 

総合ランキングトップはシュリーレンツァウアーで変わらず

 

札幌大会には出場していないものの、グレゴア・シュリーレンツァウアーは840ポイントで総合1位は変わっていない。2位はアンダース・バルダル (705ポイント) 、3位はドイツのセヴェリン・フロインド (601ポイント)。

 

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